飛行機に安く乗る方法を解説!航空会社別のポイントをご紹介
更新日:2022年9月5日
飛行機はとても便利な乗り物ですが、航空券は決して安いものではありません。ですので「少しでも値段を抑えて安く飛行機に乗りたい」と考えるのは、誰しもが同じことではないでしょうか。
ここではANA/JAL、スカイマーク、LCC(格安航空会社)に分け、それぞれの飛行機に安く乗る方法や航空会社別のポイントをご紹介しましょう。
目次
- ANA/JAL>スカイマーク>LCCの順でチケットは高くなる
- ANA/JALを安く乗るポイント
- 早割を利用する
- 株主優待券を利用する
- ビジネス切符を利用する
- 乗り継ぎ割引を利用する
- 旅行会社のパッケージツアーを使う
- 片道ずつ最安値の航空券を買う
- スカイマークを安く乗るポイント
- 早割プランを利用する
- セールのチケットを購入する
- ツアーのチケットを購入する
- チケット販売サイトから購入する
- 年齢別の運賃プランを利用する
- LCCを安く乗るポイント
- 2ヵ月前~3週間前の間に予約
- バーゲンセールを利用する
- 荷物をできるだけコンパクトにする
- 座席の指定をしない
- 上記以外で安く乗るポイント
- マイルを利用する
- 最安値に日程を合わせる
- まとめ
- おすすめの航空券をチェック!
ANA/JAL > スカイマーク > LCCの順でチケットは高くなる
一般的に、航空券はANA/JAL > スカイマーク > LCCの順で高くなります。もし前日や当日など、出発ギリギリになって「飛行機に安く乗りたい!」となった場合、LCC ⇒ スカイマーク ⇒ ANA/JALの順で調べていくと、安いチケットを効率的に調べられるでしょう。
ANAについて
名実ともに日本一の航空会社であるANAは運行本数がとにかく多く、国内線・国際線ともに数多くの便を運航しています。また、提携している航空会社が多いため、他社航空会社との乗り継ぎがスムーズに行えるのも利用者にとっては大きなメリットといえるでしょう。
JALについて
ANAと双璧をなす大手航空会社のJALは国内線に強く、とりわけ地方空港に強いという特徴があります。地方の様々な場所で便を運航しており、「ANAは飛んでいないがJALは飛んでいる」という地方空港も珍しくありません。
スカイマークについて
スカイマークは、ANA/JALと比較するとリーズナブルな運賃が魅力の航空会社。単に安いだけでなくサービスにも注力しており、またメジャー路線も数多く展開しています。通常料金に加えて割引運賃もあり、よりお得に航空券を手に入れることも可能です。
LCCについて
LCC(ローコストキャリア)はジェットスターやピーチなど、格安航空会社の総称。無料サービスの廃止や有料化、機内整備の簡素化など、コストを抑えた効率重視の経営を徹底し、正規運賃の低価格化を実現しています。このLCCの登場で、空の旅はグッと身近なものになりました。
ANA/JALを安く乗るポイント
一般的に、航空券はANA/JAL > スカイマーク > LCCの順で高くなります。もし前日や当日など、出発ギリギリになって「飛行機に安く乗りたい!」となった場合、LCC ⇒ スカイマーク ⇒ ANA/JALの順で調べていくと、安いチケットを効率的に調べられるでしょう。
早割を利用する
早割とはその名の通り、航空券を早い時期から予約・購入することで大きな割引を受けられるサービスのこと。予約するタイミングによって割引率に違いがあり、たとえば2ヵ月前であれば通常料金の7~8割引といったように、驚くほどお得に航空券を購入できます。
JALの早割
JALを安く利用したい場合は、「ウルトラ先得」「スーパー先得」や「特便割引21」を狙うと、便によっては運賃を3分の1程度にまで安くすることが可能です。
羽田から那覇空港(片道運賃) の場合
運賃の種類 | 運賃 | 予約期限 |
---|---|---|
大人普通運賃 | 50,530円 | 当日 |
特便割引21 | 33,100円~ | 搭乗日の28日前まで |
先得割引 | 26,000円~ | 搭乗日の45日前まで |
スーパー先得 | 22,900円~ | 搭乗日の55日前まで |
ウルトラ先得 | 16,800円~ | 搭乗日の75日前まで |
※2022年7月29日時点で2023年4月11日の便の場合。
※運賃・割引率は日によって異なります。
参照:JALの先得
ANAの早割
ANAもJALと同じように、予約する時期が早ければ早いほど航空券を安く購入できます。また、ANA/JALともに搭乗日の21日前になると、グッと値段が高くなります。ですので旅行や出張などの予定が決まったら、間を置かずに早めに予約するのがベターです。
羽田から那覇空港(片道運賃) の場合
運賃の種類 | 運賃 | 予約期限 |
---|---|---|
大人普通運賃 | 50,610円 | 当日 |
バリュー | 37,210円~ | 搭乗日の1/3/7日前まで |
スーパーバリュー | 18,210円~ | 搭乗日の21/28/45/55/75日前まで |
※2022年7月29日時点で2023年7月19日の便の場合。
※運賃・割引率は日によって異なります。
参照:運賃[国内線]
株主優待券を利用する
株主優待券とは、株主に対して航空会社が進呈する割引チケットのことで、ANAやJALといった大手空港会社で発行されています。株主優待券を使うと、1枚あたり半額で飛行機を利用できるうえ、最短当日でも利用可能なのがポイント。早割・セールなどは飛行機に乗る何日も前から準備をする必要があるだけに、これは大きな違いといえます。
ビジネス切符を利用する
ビジネス切符は、「ANAカード」、「JALカード」を所有している人が同じ路線に2回搭乗する場合に使える切符のこと。このビジネス切符を利用すると、15~37%の割引が適用されます。また、このビジネス切符は出発日当日まで何度でも予約変更ができ、キャンセル料もかかりません。出張が頻繁にある人にはかなりおすすめできます。
乗り継ぎ割引を利用する
乗り継ぎ割引とは、特定の路線を出発日と同じ日に乗り継ぐ場合に利用できる、お得な割引サービス。別々に航空券を購入した場合と比較すると、割引率は50%~70%となっており、1日でいろんな所に行きたい方には、かなり嬉しいサービスといえます。
旅行会社のパッケージツアーを使う
パッケージツアーとは、ホテルや旅館等への“宿泊”と、飛行機や電車、バスといった“移動手段”がセットになっている旅行のこと。「宿泊+航空券」でリーズナブルなツアーを出している旅行会社は数多くあるので、それらのツアーに参加すればかなりお得に旅行できます。また、パッケージツアーは旅のスケジュールも旅行会社が考えてくれるので、自分でプランを練る必要もありません。
片道ずつ最安値の航空券を買う
手間はかかりますが、最安値の航空券を片道ずつで購入するのは、最も安く飛行機に乗れる方法といえます。国内線の航空券の場合、往復での予約が一般的で往復割引もあるので、往復で購入しても通常料金よりはリーズナブルに飛行機に乗ることができます。ですが、最安値を調べて片道ずつ購入すると、さらに安く航空券を入手できるでしょう。
スカイマークを安く乗るポイント
早割プランを利用する
早割プランの種類は、前日前予約の「たす得」と3日前予約の「いま得」の2種類。早割プランの予約は、スカイマークの公式HPから行えます。割引率は便や時期によって違ってきますので、しっかりとチェックしましょう。
参照:えらべる2つの運賃
セールのチケットを購入する
スカイマークでは不定期にセールを実施しており、このセールではおよそ航空券の価格とは思えない激安の値段設定がされていることも。このタイミングで運良くお目当ての航空券を購入できれば、とてもお得にスカイマークを利用できます。ただ、セールは競争率が高く、すぐに売り切れてしまうことがほとんどです。スカイマークからの情報を細かくチェックしたり、メルマガ登録しておくことで、セールの情報を入手しやすくなるでしょう。
ツアーのチケットを購入する
スカイマークの航空券とホテルなどの宿泊料金がセットになったチケットを販売しているのが、旅行代理店のスカイパックツアーズ。ツアーと聞くと、観光やイベント等のスケジュールがあらかじめ組まれているものを想像するかもしれませんね。ですがスカイパックツアーズで販売されているのは、航空券と宿泊料金のみで構成されているものが大半です。飛行機の搭乗時間が決まっているだけなので、それ以外は自分たちで自由に行動できます。
年齢別の運賃プランを利用する
スカイマークは年齢別に運賃プランが分けられており、2歳未満の幼児の運賃は無料です。ただし幼児には座席がなく、保護者(同伴者)の膝の上に座ることになります。また、満3歳~12歳未満が対象の「小児普通運賃」や60歳以上が利用できる「シニアメイト1」などの運賃プランがあります。
小児普通運賃について
小児普通運賃は当日予約も可能ですが、早割プランのような大幅な割引はありません。それでも大人の普通運賃に比べると、十分に安い価格といえるでしょう。また、前日~3日以上前に予約できれば、「たす得」「いま得」での予約も可能です。その時は、小児運賃と比較して安いほうの運賃が自動的に適用されるシステムになっています。
シニアメイト1について
シニアメイト1は、満60歳以上の方が利用できる運賃プランで、搭乗前日から当日まで予約が可能です。また搭乗時に年齢確認があるため、運転免許証やパスポートといった公的書類が必要となるので忘れないようにしましょう。予約は、スカイマークの公式サイトであれば前日の7時から、予約センターでは8時から行えます。
羽田から那覇空港(片道運賃) の場合
運賃プラン | 料金 |
---|---|
普通運賃 | 36,810円 |
たす得 | 24,910円 |
いま得 | 22,410円 |
小児普通運賃 | 23,200円 |
シニアメイト1 | 18,410円 |
※2022年7月29日時点で2022年8月5日の便を予約した場合。
※運賃・割引率は日によって異なります。
参照:運賃一覧
LCCを安く乗るポイント
2ヵ月前~3週間前の間に予約
LCCも、空席率が高いほど航空券が安くなっていく「空席連動型」の運賃を採用しています。この空席連動型運賃の細かな仕組みは各社によって異なりますが、基本的に2ヵ月前までは、その便の最低運賃を提示していることが多いです。運賃が大きく変動するのは1ヵ月前からで、予約が少ない便についてはここから値下げが始まります。ですが2週間前になると再び値段が上がっていく傾向があるので、LCCで航空券を購入する場合は2ヵ月前から3週間前の間で予約することをお勧めします。
バーゲンセールを利用する
LCCは、不定期ですが年に何度かお得なセールを実施しています。このセール期間には、通常料金の半額や、運とタイミングによっては1000円といった破格値で航空券を買えることもあります。セールはだいたい2ヵ月以上前の運賃に設定されているので、旅行が好きという方は定期的にLCCのサイトをチェックするようにしましょう。
荷物をできるだけコンパクトにする
LCCはANA/JALなどと比べて安く利用できる分、預かってもらえる荷物の重さに制限が設けられています。具体的には、LCCの機内に持ち込むことができる荷物はカバン2個までで、重さ合計が7㎏までと決まっています。7㎏をオーバーしてしまった場合は別料金がかかるので、LCCの利用を考えている場合は、荷物をできるだけ軽くコンパクトにまつめるように心がけると良いでしょう。
座席の指定をしない
LCCは余計なコストを削って航空運賃を抑えていることもあり、座席を指定すると追加料金が発生してしまいます。そのため、LCCは予約数が満席であっても、事前に座席を購入している割合は2割以下といわれています。お得に利用できるというLCCの特徴を最大限に利用した場合は、座席を指定しないほうが良いでしょう。
上記以外で安く乗るポイント
マイルを利用する
ANA/JALの飛行機にお得に乗りたいという方にお勧めしたいのが、マイルを利用すること。マイルは飛行機に乗るたびに付与されますが、アメックスやVISAなど、クレジットカードと連携したANA/JALのメンバーズカードを支払いに使うことで簡単に貯めることができます。ホテルやレストランでの支払いはもちろん、普段の買い物などにも利用できる時はメンバーズカードを利用し、効率的にマイルを貯めましょう。貯まったマイルを航空券と交換すれば、お得にANA/JALの飛行機に乗れます。
最安値に日程を合わせる
「行きたい場所は決まっているけど、まだ日程は決まっていない」。そんな時は、最安値の航空券が購入できるタイミングを狙って日程を組む、というのも一つの手です。航空券は繁忙期と閑散期で運賃が大きく変わるので、例えば最安値で航空券が買える閑散期に日程を組むなどです。ある程度スケジュールに融通の利く方には、安くなるタイミングを狙う方法はかなり使える作戦といえるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?代表的なANA/JALの早割をはじめ、飛行機に安く乗るいろいろな方法を紹介してみました。飛行機は航空券を購入するタイミングによって運賃が大きく変動することが分かっていただけたと思いますし、ANA/JAL、スカイマーク、LCCそれぞれで様々な方法があることもお分かりいただけたと思います。ぜひ今回の記事を参考にして、お得に空の旅を楽しんでください。