ファーストクラスの料金は?エコノミークラスの価格でお得に利用する方法も解説!
更新日:2022年11月11日
航空機をよく利用している人であれば、一度は乗ってみたいのがファーストクラス。高額で手が出ないイメージがあり、料金体系やどのようなサービスが受けられるかを知らない人も多いはず。今回は国内線・国際線のファーストクラスのサービス内容やお得に航空券を買えるテクニックなどを紹介します。
目次
- ファーストクラスの料金はどれくらい?
- 国内線ファーストクラスの料金
- 国際線ファーストクラスの料金
- ファーストクラスで受けられるサービス内容
- ゆったりくつろげる広い座席
- チェックインや保安検査、乗り降りも優先
- 高級感あふれる専用ラウンジ
- リッチな機内食
- 通常より多くのマイルを加算
- ファーストクラスを安く利用する方法
- マイルを利用
- 株主優待を利用
- 当日のアップグレードを利用
- 機材変更・臨時便を利用
- ファーストクラスの航空券の買い方
- 航路を選択
- 購入条件を絞り込む
- 選択中の航空券を確認、帰りの便を選択
- まとめ
- おすすめの航空券をチェック!
ファーストクラスの料金はどれくらい?
国内線ファーストクラスの料金
JALとANAは国内線でファーストクラスを設けていますが、JALは「ファーストクラス」とそのままの名称で、ANAでは「プレミアムクラス」とそれぞれ呼び方に違いがあります。羽田空港⇔伊丹空港の航路を例にした場合、JALで普通席の設定が2万5860円とされている日ならファーストクラスは約3万5860円ほどになります。JALの場合国内線でファーストクラスが導入されているのは羽田空港発着の一部の路線に限られています。
ANAの場合、羽田空港⇔伊丹空港が2万7110円の日は同路線のプレミアムクラスは3万8410円になります。当日に手配して空席がある場合は、だいたい1万1000円でアップグレードが可能です。この当日アップグレードの料金は路線によって4000円〜1万5000円の幅で変動します。ANAは基本的に全路線でプレミアムクラスを導入しています。
<国内線(JAL)の当日料金比較例>
エコノミークラス | ファーストクラス | |
---|---|---|
東京(羽田)⇔大阪(伊丹) | 2万5860円 | 3万5860円 |
東京⇔札幌(新千歳) | 3万8590円 | 4万8590円 |
東京(羽田)⇔福岡 | 4万1530円 | 5万1530円 |
東京(羽田)⇔沖縄(那覇) | 4万5910円 | 5万7910円 |
東京(羽田)⇔広島 | 3万3820円 | 4万3820円 |
国際線ファーストクラスの料金
国際線のファーストクラスは、JALで約110万円〜、ANAで約120万円〜になります。エコノミークラスが10万円代〜で利用できるので、国内線と比較するとかなりの高額になります。世界各国の航空会社で料金に差はありますが、アメリカの航空会社は若干、安めに設定されています。また近年は、世界情勢の状況も影響してファーストクラスの料金が少し低下する傾向が見られます。
<国際線(JAL)の料金比較例>
エコノミークラス | ファーストクラス | |
---|---|---|
東京⇔ニューヨーク | 33万円 | 200万円 |
東京⇔ロサンゼルス | 30万円 | 160万円 |
東京⇔ロンドン | 19万円 | 250万円 |
東京⇔パリ | 19万円 | 250万円 |
※時期によって変動があるので目安の金額です
ファーストクラスで受けられるサービス内容
ゆったりくつろげる広い座席
ファーストクラスの特徴として、まず挙げられるのが座席シートの豪華さです。電動リクライニングやパソコン用の電源・USBポート、大型シートモニターの完備はもちろん、中にはマッサージ機能を備えたものもあります。前後の座席の距離感も広く、到着まで最高のくつろぎを提供します。国際線の場合は扉や仕切りの付いた個室となっているものが大半で、座席もフルフラットにして寝転がることができます。海外の航空会社で最上級のものはリビングルームやシャワールームを完備したものまであります。
チェックインや保安検査、乗り降りも優先
チェックインカウンターでの手続きは、なにかと時間を要するもの。しかし、ファーストクラスであれば専用カウンターが用意されており、搭乗までの時間が非常にスムーズです。保安検査場も専用のものがあり、行列に並ぶ必要がありません。ファーストクラスの場合、JALでは合計45キロ、ANAでは合計40キロの荷物を預けることができます(エコノミーは共に20キロ)。搭乗や降機においてもファーストクラスの利用者が優先されます。
高級感あふれる専用ラウンジ
主要空港には、ファーストクラスの座席を購入した人だけが利用できる高級ラウンジがあります。無線LANの配備の他、ソフトドリンクやアルコールが飲み放題になっているなど、出発前の時間にゆっくりとくつろぐことができます。JALでは軽食やシャワールームも用意されています。空港によりサービス内容に違いがあります。
リッチな機内食
ファーストクラスの機内食では食材も高額になり、幅広いジャンルの著名料理人がメニュー作成を手掛けています。国内線では食器がお弁当箱やコンパクトなお皿になりますが、国際線ではレストランや料亭のようなお皿に盛り付けて提供されます。ドリンクも厳選されたワインや日本酒などが用意されています。なお、国内線で搭乗時間の短い航路ではメニュー内容が限定されることがあります。
通常より多くのマイルを加算
搭乗時に獲得できるポイントのマイレージは、取り扱っている航空会社や運賃、航路によって加算率が変わってきます。予約クラスが最も大きく影響し、JALやANAでは加算率がエコノミークラスで30〜100%、ファーストクラスでは150%になります。海外の航空会社ではさらに上昇し300%になるところもあります。
ファーストクラスを安く利用する方法
マイルを利用
航空券の購入にマイルを使うことができます。国内線であればファーストクラスもちょっとした贅沢として利用できますが、国際線で運賃も高額なため6万〜17万程度のマイルが必要になってきます。しかし、飛行機を数多く使用する人であれば自動的にマイルを貯められるので、現金の出費を抑え、少しでも割安でファーストクラスに乗るための有効な方法であると言えます。マイルはANAカードやJALカードなどのクレジットカードを使っても貯めることができ、1000円で10ポイントを獲得できます。記念の海外旅行などでファーストクラスに乗るため長年貯めたマイルを使うという人も多く見られます。
株主優待を利用
お手頃価格で航空券を手に入れたいときに活用できるのが株主優待割。ANAやJALの株主優待券を持っていれば国内線のフライトを通常の半額で利用できます。これはファーストクラスにおいても適用され、羽田⇔伊丹のフライトなら、通常で片道3万8000円のところが、株主優待割を適用することで1万9000円まで値下がりします。株主優待券は、金券ショップなどで販売されているので、実際に航空会社の株主にならなくても手に入れることができます。
当日のアップグレードを利用
フライト当日にビジネスクラスをファーストクラスにアップグレードすると金額的に最初からファーストクラスを購入するよりも安くなります。ただし、これは空席があった場合のみ有効。最大でも2000円程度の割引にしかならないため、あまりおすすめできる方法ではありません。これとは別に偶発的に無償でアップグレードを受けられるケースがあります。発生条件は明確ではありませんが、①航空会社のミスで他のお客と座席の予約が重複した。もしくは②アップグレードを申し出たお客により、玉突きのような状態でアップグレードされた、ということが主な原因として考えられます。これらは狙って起きるものではないので、あくまで一例としての紹介にとどめておきます。
機材変更・臨時便を利用
こちらも偶発的な事例ですが、搭乗する人数の増減や悪天候・整備作業などが原因で急に乗る飛行機が代わる=機材変更が生じた場合、通常の設定よりも安くファーストクラスに乗れる可能性があります。機材変更が発生する場合、航空会社から事前にメールでお知らせが送られてきます。
ファーストクラスの航空券の買い方
航路を選択
今回はローチケ旅行のサイトから、国内航空券のフライトでファーストクラスを予約する方法をご紹介します。まずは出発地と到着地の空港、フライト日程、搭乗者の数を入力します。
購入条件を絞り込む
入力が完了すると、往路で搭乗できる航空機の一覧が表示されます。数が多いので条件を絞り込んでニーズに沿ったものを見つけます。今回はJALのフライトを選んでみました。ファーストクラスを選択する場合は「座席クラス」の「アップグレード」にチェックを入れることをお忘れなく。乗る時間帯を選択するとプルダウンで座席の種類が表示されるのでファーストクラスを選びます。
選択中の航空券を確認、帰りの便を選択
絞り込みが完了し、乗る便を選択すると詳細が表示されるので内容を確認しましょう。正しければ、そのまま同じ手順で復路の航空券を選び、お客様情報を入力して清算へと進みます。
まとめ
いかがでしたか?ラグジュアリー感溢れる空の旅を楽しめる、ファーストクラスの旅。サービス内容を知ると、ますます「一度は体験したい!」と思われたのではないでしょうか。マイルや株主優待、座席のグレードアップなどを上手に活用することで、少しお得に利用することが可能です。ぜひ、この機会にファーストクラスの快適な旅を計画してみてくださいね。