成田空港へのアクセスは？バス・電車・車・スマートシャトルを比較！

成田空港に行く際に確認すべきポイント

単に成田空港にアクセスするだけであれば、極端に言えばどんな行き方を選んでも良いでしょう。しかし、例えば海外旅行のために成田空港の国際線を利用するとなった場合は、スーツケースなど多くの荷物を持ちながらの移動は想像している以上に大変です。満員電車や雨天・荒天などの悪条件が重なってしまった場合は、さらにハードなものになってしまうでしょう。成田空港へのアクセス方法や所要時間、かかる料金などを事前に調べ、どの方法を利用するかを比較しておくことは、非常に大切であるといえます。

バスで行く場合

・リムジンバスの区間・料金・所要時間

東京駅はもちろん、都内の主要箇所・主要ホテル、神奈川県、千葉県、埼玉県と各地から発着しているのが「リムジンバス」です。停留所が近くにある場合は、リムジンバス1本で成田空港にアクセスできるのでとにかく便利。バスに乗る際にスーツケースを預けたら、降車の時に受け取るだけです。料金は2000円台からで（割引がある場合あり）、標準所要時間は60分～120分ほど。座席間の間隔はゆったりと取られており、車内も比較的空いていることが多いので快適に利用できます。

・エアポートバスの区間・料金・所要時間

「TYO-NRT（エアポートバス東京・成田）」は、東京の複数個所と成田空港を結んでおり、東京駅、銀座駅、東雲車庫、東雲イオン前、鍛冶橋駐車場にバスの乗り場（降り場）があります。料金は1300円（深夜早朝便を除く）で、標準所要時間は60分～70分（交通状況によって変動あり）ほど。値段はリーズナブルですが、リムジンバスと比べると座席の間隔は狭く、満席になることもあります。

電車で行く場合

・京成電鉄 スカイライナーの区間・料金・所要時間

京成電鉄「スカイライナー」は京成上野駅と成田空港駅間を運行する空港特急です。乗車券に加えてライナー券が必要となりますが、圧倒的なスピードが魅力。乗車券、ライナー券は駅の窓口で購入と受け取りができるほか、携帯・スマホを利用したチケットレスサービスも利用できます。「スカイライナー」を利用して成田空港に行く場合、日暮里駅からの所要時間は36分でライナー券は1300円です。乗車券と合わせると2570円(ICカードの場合は2557円)になります。

・京成電鉄 アクセス特急の区間・料金・所要時間

京成電鉄「アクセス特急」は一般列車であり、通常の乗車券だけで利用がOK。また品川から押上→青砥へと路線が続いているのも大きな特色であり、品川周辺に住んでいる方が電車で成田空港に行く場合には、この「アクセス特急」に乗るのがおすすめです。ただし、あまり本数が多くないので注意が必要です。「アクセス特急」を利用して成田空港に行く場合、日暮里駅からの所要時間は約60分で料金は1270円（ICカードの場合は1257円）です。

・京成電鉄 快速特急・特急の区間・料金・所要時間

京成電鉄の京成本線で成田空港に行く場合、「快速特急」「特急」が利用できます。この快速特急・特急を利用して成田空港に行く場合、日暮里駅からの所要時間は約75分で料金は1050円（ICカードの場合は1042円）です。

・JR東日本 成田エクスプレスの区間・料金・所要時間

成田空港にJR線で行く場合は、「成田エクスプレス」を利用します。成田エクスプレスとは、首都圏の主要ターミナル駅と成田空港を結ぶJR線の特急列車のこと。成田エクスプレスの運行経路は「横浜・大船方面」「八王子・高尾方面」「大宮・池袋方面」の3系統のルートがあります。京成線が通っていない新宿・池袋を利用する場合は、成田エクスプレスを利用するのが良いでしょう。なお、成田エクスプレスに乗る際は、乗車券だけでなく特急券も必要となります。成田エクスプレスを利用して成田空港に行く場合、東京駅からの所要時間は最短50分で特急券は1730円です。乗車券と合わせると3070円(ICカードの場合は3072円)になります。

・JR東日本 快速・成田空港行きの区間・料金・所要時間

「快速・成田空港行き」で成田空港に行く場合、東京駅からの所要時間は約75分で、料金は1340円（ICカードの場合は1342円）となります。

※京成電鉄：成田スカイアクセス線経由か京成本線経由かで、金額が異なるため注意が必要。

自家用車で行く場合

・自家用車：成田空港で行く場合の駐車場利用のコツ

家族や仲間と成田空港に行く場合、公共交通機関を利用すると料金が1万円を超えてしまうことも…。3～4人以上の場合は自家用車で成田空港に行くのも一考ですが、この場合にポイントとなるのが駐車場です。成田空港には、各ターミナルと直結している「成田国際空港駐車場」がありますが、空港に一番近くにある駐車場なので、時期やタイミングによっては満車で利用できない、といったことも十分にありえます。ですが成田国際空港駐車場だけでなく、近隣には他の駐車場も数多くありますので、事前にネット等で他の駐車場の場所や利用料金等を調べておくと良いでしょう。いずれにせよ、自家用車で成田空港に行く場合は、時間に十分余裕を持って出発するようにしましょう。

タクシー・スマートシャトルで行く場合

・スマートシャトルの料金・所要時間

「スマートシャトル」は、株式会社nearMe（ニアミー）が手がけている“ドアto空港”の運行サービスであり、最大のポイントは、ユーザーの指定した場所まで迎えに来てくれること。スーツケースなどの重い荷物を持ち歩いて停留所や駅に向かう必要がなく、荷物の多い方や子ども連れの方にも非常に便利なサービスです。料金は、1人につき5980円/人～で、世田谷区・中野区・杉並区・板橋区・練馬区からの利用については6980円/人～となります。12歳未満は上記料金の半額となり、所要時間は100分前後です。予約の際は、スマートシャトル公式サイトから手続きを行えばOK。最大9名まで乗車ができ（ハイエースの場合）、もちろん家族や友人との利用もOKです。なお、当日でも予約はできますが、混み合う場合もあるので早めに予約を済ませておくのが得策です。

・タクシーの料金・所要時間

「東京在住で4人家族」といった方の場合は、タクシーを利用するのも良いでしょう。料金に関しては、乗車場所や時間帯にもよりますが、都内からだと2～3万円ほどとなります。また、所要時間に関してですが、東京駅からだと約55分、新宿駅・渋谷駅からだと約65分となり、道路の混み具合によってはさらに時間がかかる可能性もあります。なお、首都圏から成田空港までは、タクシー会社各社が定額タクシーのサービスも行っていますので、各社のホームページ等でチェックしてみてください。どの定額タクシーも1回の利用で、だいたい2万円前後となっています。

成田空港付近の観光地

航空科学博物館

様々な航空機やパーツの実物展示をはじめ、各種体験コーナー、ライブラリー、展望台などがあります。世代問わず、飛行機の歴史について楽しく学べます。

成田市さくらの山

成田空港の滑走路の北側にあり、離発着する飛行機を近くで見られる公園として人気があります。また、春には桜の名所として多くの人で賑わいます。

芝山水辺の里

成田空港の滑走路の南部側の湿地にアヤメ、キショウブ、スイレンといった水生植物が植えられており、のんびりと寛ぎながら散策できる遊歩道になっています。

グリーンポート エコ・アグリパーク

「芝山水辺の里」に隣接している体験型の自然公園。公園内には昆虫類など多種多彩な動植物が生息しており、童心に帰って楽しめます。

成田空港温泉空の湯

成田空港のすぐ近くにある芝山千代田駅から徒歩3分の立地にあり、成田空港から無料のシャトルバスも運行している、飛行機を間近に望めるかけ流し天然温泉。ジムやカラオケ、カプセルホテル等も併設しています。

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まとめ

いかがでしたか？バス、電車、車、自家用車、タクシー・スマートシャトルと、成田空港へのアクセス方法を色々と紹介してみました。旅行や出張等で成田空港へ行く際にはぜひ参考にして、空の旅を大いに満喫してください。