ソラシドエアの手荷物について紹介!サイズ制限や料金体系を解説

更新日:2022年12月2日

ソラシドエアの手荷物について紹介!サイズ制限や料金体系を解説

宮崎県に本社を置き、羽田空港と九州を中心とした西日本各地の空港で運航を行っている航空会社・ソラシドエア。低価格ながら大手航空会社にも匹敵するサービスを提供し、利用者の満足度の高さが話題となっています。今回は、充実のホスピタリティを誇るソラシドエアの手荷物の対応について紹介します。

目次

手荷物には2種類ある

手荷物には2種類ある

ソラシドエアで対応している手荷物には「機内持込手荷物」と「受託手荷物」の2種類があります。荷物の重さやサイズによってどちらに振り分けられるかが変わってくるため、旅行準備の段階から違いを把握しておきましょう。また、機内持込みの基準に当てはまる手荷物でも乗客全体の状況から「受託手荷物」となる場合があります。

機内持込手荷物について

機内持込手荷物について

機内に持込める手荷物は、基本的にハンドバッグやカメラなどの身回品と規定の範囲に収まる荷物に限られています。規定内容は「重量10kg以内」「3辺の合計が115cm以内」「1人につき1個まで」と定められています。10kgの重量と聞くと余裕がありそうに思われますが、パソコンやデジタルカメラ、モバイルバッテリーといった電子系の機材、コスメ用品などを加算すると意外とすぐに上限に達してしまいます。機内で使用する予定がないものは、できるだけ受託手荷物に回しましょう。また、サイズの既定値を越えるものでも絵画や楽器など破損の恐れがあるものは、特別旅客料金を支払えば1人で2席の座席を確保して機内に持ち込むこともできます。特別料金は1万1500円。沖縄〜石垣のみ6300円となっています。座席の販売状況により対応の可否が変わってくるので、利用する場合は事前に予約・案内センターに確認しておきましょう。

重量 10kg以内
サイズ 3辺の合計が115cm以内(55cm×40cm×25cm以内)
個数 1人につき1個まで

<ソラシドエア予約・案内センター>
0570-037-283(全国一律料金)
06-7637-8817(有料)
年中無休 8:00~20:00

機内に持込めない手荷物

サイズや重量の規定を満たしていても内容によっては機内に持込めない手荷物があります。他の乗客の不安や恐怖心を煽るもの、凶器と誤認されるものが対象となり、例としてはナイフなどの刃物・先端が鋭利なもの・工具・バット類などがあげられます。これらの荷物は受託手荷物に回す、もしくは保安検査場に設置された放棄品箱に廃棄する必要があります。その逆で、破損しやすい貴金属や宝石・有価証券等の重要書類・カメラやパソコンなどは受託手荷物に預けることができないため、必然的に機内持込みの手荷物となります。また、アルコール類で度数が24%〜70%のものは機内持込み・受託を含めて1人につき5リットルを越えると預けることができません。

受託手荷物について

受託手荷物について

空港で航空会社に預ける手荷物を受託手荷物と言います。重量やサイズの規定が機内持込み手荷物より大きくなり、預けられる物の内容も異なってきます。羽田空港、福岡空港、那覇空港では、ANA自動手荷物預け機に預けることができます。自動手荷物預け機はこの3空港にしかなく、ソラシドエアでそれ以外の空港を利用する場合はANA手荷物お預けカウンターに預けます。

預けられるサイズ

受託手荷物で預けられる荷物のサイズは3辺の合計が203cm以内のものになります。自動手荷物預け機に預ける場合は横80cm×縦75cm×奥行き45cm以内という規定があります。この規定サイズを超える場合は、ANA手荷物お預けカウンターで預かりの対応をしてもらいます。

お預け方法 サイズ
自動手荷物預け機 3辺の合計が203cm以内(80cm×75cm×45cm以内)
ANA手荷物お預けカウンター 自動手荷物預け機のサイズを超える大きさの手荷物

重量と個数の制限について

受託手荷物の重量は20kgまで無料。それ以上の重量になる場合は超過料金がかかってきます。荷物1個あたりの重量は32kgが上限となっています。個数の制限はありませんが、貨物室のスペースに限りがあるため総重量は100kgまでと定められています。

超過手荷物の料金について

規定の重量を超えた受託手荷物の超過料金は、下記のとおりに設定されています。30kg以降は10kgごとに1000円プラス。100kgまでの手荷物を預けることができます。

重量超過 1kg~10kg 11kg~20kg 21kg~30kg 以降10kg毎
下記以外の路線 2500円 3500円 4500円 +1000円
沖縄(那覇)―石垣 1500円 2500円 3500円 +1000円

その他の手荷物について

その他の手荷物について

長尺手荷物とは

ゴルフバッグ・スキー板・サーフボード・釣り道具・ダイビング器材など、長さのある荷物は長尺手荷物に分類されます。3辺の合計が203cm以上になる場合はあらかじめ予約・案内センターに伝えるようにしましょう。ソラシドエアの公式ホームページで、搭載可能な長さの目安は302cmと記載されていますが、当日の搭載スペースの状況によっては預かることができないこともあります。その場合は宅配便などを手配して自分で送るようにしましょう。

楽器の持込み・預け入れについて

楽器は大きさによって扱いが変わってきます。楽器ケースの3辺の合計が115cm以内に収まる場合は持込み可能な手荷物として受け付けられます。機内では座席上にある共用の収納棚に収めるようにしましょう。これを越えるサイズの場合は受託手荷物として手荷物カウンターに預けることになります。受託手荷物になる場合は楽器の大きさに応じた専用ケースを借りることができ、コントラバスのような大型の楽器は事前の届け出が必要になります。貸し出ししている楽器ケースのサイズは下記の通りです。

ケースの種類 サイズ
小型楽器用 長さ90cm×幅40cm×高さ27cm
ギター 長さ132cm×幅40cm×高さ17cm
コントラバス 長さ211cm×幅82cm×高さ61cm
バイオリン(機内持込み用) 長さ77cm、幅13.5cm、高さ24cm

ペットの預け入れについて

ペットとのフライトを希望する場合、機内への持込みは不可ですが受託での対応は可能です。利用する場合は別途ペット料金が必要になります。料金は1区間6500円(沖縄〜石垣は4500円)になります。預けることができるのは犬や猫・うさぎ・ハムスターなどの哺乳類と鳥類になりますが、ワシ・タカ・フクロウなどの猛禽類は対象外です。例外として小さな昆虫・亀・魚類などは、小型の容器に入れ、水漏れや逃走のおそれがないことを係員が確認できれば3匹程度まで機内に持ち込むことができます。

機内持込みも預け入れもできない物

機内持込みも預け入れもできない物

航空機輸送が禁止されている荷物は、国の法令でガイドラインが定められています。「爆発の恐れがあるもの」「燃えやすいもの」「人に危害を加えるもの」「他の物件を損傷させる恐れのあるもの」などは機内持込み・預かりのいずれも対応が不可となっています。スプレー缶類・花火やクラッカーなど火薬を使用するもの・加熱式弁当などが具体例として挙げられています。国土交通省のホームページでも一覧を確認できます。また、沖縄県・奄美群島のサツマイモ(公的に消毒されたものは除く)やアサガオ、沖縄県で検査を受けていない柑橘類の苗木や種木も対象となります。こちらは植物防疫所の公式ホームページで詳細を見ることができます。

その他の手荷物について

その他の手荷物について

手荷物を預けられる時間は出発の20分前までになります(保安検査場通過が出発の20分前まで)。先の項目で述べたとおり、一部の楽器や長尺物の荷物には事前の届け出が必要なものもあります。コントラバスのような大型楽器は搭乗の50分前(羽田空港の場合は60分前)までに預けておかなければいけません。手荷物の預け先はANA手荷物お預けカウンター、ANA自動手荷物預け機のいずれかになります。ソラシドエアのカウンターでは預けられないので注意しましょう。

まとめ

まとめ

ソラシドエアの手荷物の対応について紹介しました。低価格・高品質なサービスを提供する同社は、今後、ますます利用者の増加が見込まれます。手荷物を含めた搭乗マナーを予習して、ぜひ円滑で快適なフライトを楽しんでください。

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