うめきたに誕生した関空直行の新駅!?大阪(梅田)駅から「大阪駅うめきた地下口」改札までの最短ルート

更新日:2023年5月8日

うめきたに誕生した関空直行の新駅!?大阪(梅田)駅から「大阪駅うめきた地下口」改札までの最短ルート

2023年3月18日、JR大阪駅に新たな地下乗り場「うめきたエリア」が開業。それに伴い、新改札として「大阪駅うめきた地下口」も設置され、大阪駅周辺の移動環境が大きく、便利に生まれ変わることが期待されています。おおさか東線や関西国際空港に直接アクセスできる特急が乗り入れるなど、大阪駅の新たな可能性を広げる、うめきたエリアの概要や便利な利用方法を紹介します。

目次

大阪駅新改札誕生!

大阪駅新改札誕生!

2002年から進められてきたうめきた地区開発の中でも、第2期区域工事の目玉となっている、うめきたエリアの開業。大阪駅の利便性を大きく高め、利用者の増加を促進しています。

うめきたエリアって?

「うめきた」とは旧梅田貨物駅があった約24haの区域を指し、2002年から開発がすすめられていました。2013年には先行開発区域としてグランフロント大阪が開業し、今回の大阪駅「うめきたエリア」の開業プロジェクトは、第2期区域の開発「グラングリーン大阪」の一環として行われたものになります。その規模の大きさから新駅ができると捉えている人もいると思われますが、正確には大阪駅付近のJR東海道線支線を地下に移動させ、新たにホームを設置するもので、これにより大阪駅から「はるか」「くろしお」などの特急に乗車でき、新大阪~久宝寺駅間で運行されている「おおさか東線」も乗り入れて利用できるようになりました。新たに設けられる地下ホームは21〜24番乗り場になります。コンコースでは発着案内やトイレの混雑状況を知らせるためにデジタルサイネージが活用され、21番ホームにはフルスクリーンのホームドアを設置。乗り換えや到着の情報を詳細かつわかりやすく確認することができます。

新改札「大阪駅うめきた地下口」開業

うめきたエリアの新ホームを利用するための改札として設けられたのが「大阪駅うめきた地下口」。21〜24番の地下ホームから既存の1〜10番ホームへ乗り換えを行う際は、うめきた地下口と同時に開業した「大阪駅西口」とつながる地下通路を利用して、短時間で改札内移動ができます。11番ホームへの移動は、2024年に開業予定の新駅ビル工事の都合により、いったん他のホームに移動した上で地下通路を利用します。また、グランフロント大阪方面へもうめきた地下口から地下通路を通ってアクセスできます。また、改札では、顔認証技術を採用した改札ゲートが設置され、大阪駅〜新大阪駅区間のICOCA定期券を持っている人であれば、JR西日本のアプリ「WESTER」からの応募で実証実験に参加することができます。

「おおさか東線」乗り入れで関空がもっと身近に

「おおさか東線」乗り入れで関空がもっと身近に

うめきたエリアの開業により、大阪駅から関西国際空港へのアクセスが直通化。おおさか東線の乗り入れも行われるようになり、大和路線と併せて利用すれば奈良方面からの移動も非常にスムーズになります。

「おおさか東線」とは

おおさか東線は、新大阪駅〜久宝寺駅の区間を結ぶ路線で、もともと貨物支線として運用されていた線路を旅客用に改良し、2008年から運用が開始されました。開業当初は放出駅〜久宝寺駅で運行されていましたが、2019年には放出駅〜新大阪駅の北区間も開通。大阪東側外縁部における重要な路線となっています。また、学研都市線や大阪メトロにつながる鴫野駅、近鉄奈良線につながる河内永和駅、阪急京都本線・千里線につながるJR淡路駅など、多くの駅がJRの別の線や他社の路線と接続されており、乗り換えが非常に充実しているのが特徴です。

乗り入れる本数や時間

うめきたエリアの開業で大阪駅におおさか東線の乗り入れが行われるようになり、普通電車は上下各71本、うち直通快速は上下各4本で、乗り換え無しで利用できるようになりました。南吹田駅・JR淡路駅・城北公園通駅・JR野江駅から大阪駅への移動は、これまでよりも約4分、所要時間の短縮(昼時間帯)が実現しています。また、新大阪駅〜奈良駅で運行されている大和路線の直通快速も大阪駅まで直通するようになり、おおさか東線と併せて通勤・通学や行楽での利用増加が期待されています。

関西空港までどのくらい近くなる?

特急「はるか」「くろしお」が大阪駅に乗り入れるようにより、これまで天王寺駅を経由していた関西国際空港へのアクセスが初めて直通になったことも、うめきたエリア開業の大きな注目ポイントです。関空直行になったことで所要時間もこれまでより20分短縮され、約47分で関西空港駅に到着できるようになりました。大阪駅〜関西空港駅で特急を利用した場合、乗車料金は通常、特別料金+乗車券で2410円になります。

大阪(梅田)駅からの行き方

大阪(梅田)駅からの行き方

ホームからの行き方

大阪駅のホーム(1〜10番)から、うめきた地下口へアクセスするには、まず、ホームの端(神戸側)に新設された階段・エスカレーターを使って1階に下ります。ここには西口改札があり、改札前の指示に沿って奥に進み、そのまま地下2階へと続く階段・エスカレーターを下ります。地下2階をまっすぐ進むと再び階段・エスカレーターが現れ、今度は地下1階を目指しましょう。地下1階の通路をまっすぐ進むと右手にうめきた地下口の改札が現れます。所要時間は約8分。11番ホームは現在、工事の関係により西口改札に直接下りることができないので注意しましょう。

地上からの行き方

JR大阪駅の中央口、または御堂筋線の梅田駅からうめきた地下口までは約10分かかります。JR大阪駅の桜橋口からであれば約5分と最短で、桜橋出口の改札を出て通路を右に進み、横断歩道を渡れば大阪駅西口に着きます。あとは前述した「ホームからの行き方」と同様です。

地下からの行き方

うめきた地下口はグランフロント大阪と地下通路で繋がっています。JR大阪駅北側にある、グランフロントの地下へ繋がるエスカレーターを降りると、左手にファミリーマートうめきたセラー店が見えます。そのファミリーマートを左手にまっすぐ進み、突き当りを右に曲がるとうめきた地下口に約5分で到着します。

まとめ

まとめ

いかがでしたか?新改札開設で大阪の空の玄関である関西空港から大阪駅までがぐっと近くなりました。今回の記事をぜひ参考にしてさらに快適に飛行機での旅を楽しんでみてくださいね!

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