スーツケース選びは宿泊日数で決める!サイズ・容量の目安と後悔しない選び方【2026年版】
更新日:2026年9月29日 公開日:2023年12月12日
【結論】スーツケース選びは「宿泊数×10L+10L」を目安にすると失敗が少なく、1泊2日なら20~30L、2泊3日~3泊4日なら30~50L、4泊以上なら50~78L程度が一つの基準になります。機内に持ち込めるサイズや、預け入れ荷物の無料重量・サイズは航空会社や機体によって異なるため、出発前に利用する航空会社の最新情報を確認しておくと安心です。防水性や耐久性を重視するならハードケース、軽さや拡張性を重視するならソフトケースが向いており、キャスター音が気になる場合は静音設計のモデルを選ぶのも一つの方法です。パッキングの際は、使用頻度の高いものを取り出しやすい位置に入れ、お土産用のスペースにも余裕を持たせておくとスムーズに旅行を楽しめるでしょう。
快適な旅行をする上で重要な役割を果たすのが、荷物を収納するスーツケース(旅行カバン)。旅行では着替えや生活用品など、普段のお出かけよりも荷物が増えるため、カバン選びの失敗は旅先でのストレスの原因となってしまいます。使いやすく移動の妨げにならないカバンを選ぶには、どのような点に注意すれば良いのか。本記事では旅行計画の前に知っておきたいカバン選びのポイント、そして、荷物量に大きく影響するパッキングのコツについて紹介します。
目次
スーツケース(旅行カバン)の選び方
カバン選びを行う際に、まず注視しておきたいのが性能。容量や軽さ、防水性など、基本的な情報を知っておけばシチュエーションに応じた選択ができます。特に女性は荷物量が移動時の体力負担に大きく影響するため、収納性に気を配りたいところです。
容量
スーツケース(旅行カバン)の容量は「宿泊数×10L+10L」を目安にするのがおすすめ。容量は宿泊日数や旅の目的と大きく関係してきます。1~2泊程度の旅行の場合、スーツケースなら20L程度の容量が目安となりますが、3泊を超えるとスタンダードなものよりもやや大きなものが必要となってきます。旅行日数に合わせてちょうど良いサイズを選びますが、お土産を収納する場合は、出発時の荷物で埋まってしまわないように少し余裕を持たせておきましょう。また、旅の目的で大きな三脚や釣り竿など、長尺のものを使用する場合、それに応じたカバン選びが必要となってきます。
軽さ・丈夫さ
移動を快適にするため気をつけたいのが軽さ。キャスターで転がすスーツケースの場合、ある程度の重さでも楽に移動できますが、あまりに重いと左右に揺れやすくなるなど安定性を欠いてしまいます。また、飛行機で移動する場合、荷物の重量にも規定があるためスーツケース自体が重いと必要な荷物を入れることが難しくなってしまいます。スーツケースによっては中の仕切りだけで重量を取るものがあるため、購入前に重さを確かめておきましょう。レディース用のスーツケースでは超軽量を売りにした商品が多く見られます。軽さと同時に重要なのが丈夫さ。スーツケースにはハードケース、ソフトケースという2つの種類があり、ハードケースはアルミやポリカーボネートなど耐久性の高い素材を使用しています。ソフトケースはナイロンやポリエステルなど柔らかい素材を使用しており、拡張性の高さが特徴。帰りの荷物が増える場合にはソフトケースが重宝されます。
防水
現在、旅行用途で販売されているスーツケースやキャリーバッグの大半は防水仕様になっておらず、ハードケースであっても大雨などに遭うとファスナー部分から浸水する可能性があります。最近多くなっている撥水タイプのスーツケースであれば、ボディやファスナー部分に加工が施され、ある程度までは水の被害を防ぐことができます。浸水の防止を強化するには、濡らしたくない荷物をビニール袋に入れておく、もしくはスーツケースにビニールカバーを被せるといった方法もあります。スーツケース用のビニールカバーは、大きさによって価格が前後しますが、おおよそ800円前後で購入することができます。
静かさ
スーツケースを運んでいるとキャスターの転がる音が発生し、アスファルトなど凹凸の多い道では特に大きな音が目立ってきます。この音は自分だけでなく周囲の人にも不快感を及ぼす可能性があるため、移動時における悩みの種になってきます。近年では、このキャスター音を極力まで小さくするため、静音性のタイヤを使用したスーツケースも販売されています。高価なイメージがありますが、実際は1万円台の商品もあるので、移動時のキャスター音が気になる人は、購入を視野に入れておきましょう。
宿泊別スーツケース容量早見表
「宿泊数×10L+10L」を目安に宿泊日数別におすすめのスーツケース容量をまとめました。
| 宿泊数の目安 | スーツケース容量の目安 | 機内持ち込みの可否 |
|---|---|---|
| 1泊2日 | 20~30L | 条件を満たせば持ち込み可能な場合が多い(機種・航空会社により基準が異なるため要確認) |
| 2泊3日~3泊4日 | 30~50L | 基本的に預け入れ |
| 4泊以上(ビジネス) | 50L前後 | 預け入れ(追加料金が発生する場合あり) |
| 4泊以上(観光・長期) | 64~78L |
日数ごとのおすすめカバン
旅行日数によってカバンを使い分けるのは旅の基本。スーツケースの場合、大きさの問題から複数所有することが難しくなりますが、レンタルサービスもあるので、ニーズに合わせて使い分けましょう。
1泊2日
1泊2日の場合、荷物は最低限の着替えとメイク道具、生活用品ぐらいになり、スーツケースも20~30Lのもので対応できます。しかし、お土産などで帰りの荷物が増える場合は、少し大きめのサイズを選んでおきましょう。冬場の旅行では服の生地が厚くなって容量が増すため注意が必要です。男性は女性よりも荷物が少ないイメージがありますが、メンズ服は女性よりもサイズが大きいことが多いため、特に冬場は荷物の容量は大きく見積もると良いでしょう。スーツケースでの移動が煩わしく、少しでも手軽にしたい場合は、リュックやトートバッグを使い、現地での移動時に兼用するのがおすすめです。特にリュックは両手が空くため利便性抜群。リュック・バッグ共に重量は500g~1kg程度にしておけば肩や腰に負担がかからず移動できるでしょう。出張などビジネスが目的の場合はノートパソコンなど仕事道具の収納をメインに考え、コンパクトなバッグを選びましょう。
2泊3日~3泊4日
国内の旅行日程で最も多いと思われるのが2泊3日~3泊4日。1泊2日より着替えの用意も多くなり、コンパクトなバッグでは荷物を収めるのが困難になってきます。スーツケースを利用するケースが多くなりますが、現地に到着するまで気軽に開けることができないので財布やスマートフォンなど、必要なものはショルダーバッグに入れてすぐに取り出せるようにしておきましょう。スーツケースは4輪だと小回りが利き、街中の移動に適していますが、段差の多い場所では2輪のタイプがおすすめです。リュックの場合、30L程度のサイズにしておけば、だいたいの荷物を収めることができるでしょう。3泊4日ともなるとさらに荷物量が増え、衣類に関しては1泊2日の2倍近い量が必要となってきます。カバンのサイズも40~50Lとなり、体力的に心配がある人はバッグやリュックよりもスーツケースを使用したほうが良いでしょう。
4泊以上
4泊以上~1週間程度の旅行となると、現地で日常生活を営むような状況となるため、日用品の量が一気に増えてきます。衣類も含めるとバッグやリュックでの対応が難しくなるため、スーツケースの利用が望ましいでしょう。小さめのリュックやウエストポーチなども入れておけば現地での移動にも便利です。サイズは、ビジネス目的なら50L程度のカバンに収められますが、観光などでお土産が増える場合は64~78L程度が必要とされます。このサイズになると飛行機で移動時に機内への持ち込みが難しく、預け入れの場合でも追加料金が発生することがあります。サイズの規定や料金は航空会社によって異なるので事前にチェックしておきましょう。
機内持ち込みできるサイズ・重量は?(航空会社別)
飛行機内に持ち込めるスーツケースやカバンの大きさや重量について、航空会社別にまとめました。
| 航空会社 | 機体・路線 | サイズ規定 | 個数と重量 |
|---|---|---|---|
| ANA | 国内線 (100席未満) | 45×35×20cm以内、合計100cm以内 | 手荷物1個+身の回り品1個(40×30×20cm以内)、合計10kg以内 |
| 国内線 (100席以上) | 55×40×25cm以内、合計115cm以内 | ||
| JAL | 100席未満 | 45×35×20cm以内、合計100cm以内 | 手荷物1個+身の回り品1個(前の座席下に収納できる大きさ)、合計10kg以内 |
| 100席以上 | 55×40×25cm以内、合計115cm以内 | ||
| ピーチ (APJ) | - | 各辺の長さ規定なし、合計115cm以内 | 手荷物1個+身の回り品1個、合計7kg以内 |
| ジェットスター (JJP) | - | キャリーケース等:56×36×23cm以内/スーツカバー等:114×60×11cm以内、合計値規定なし | 手荷物1個+身の回り品1個、合計7kg以内(オプション購入で14kgまで、1個あたり10kg以内が条件) |
| スカイマーク (SKY) | - | 55×40×25cm以内、合計115cm以内 | 身の回り品1個+手荷物1個、合計10kg以内 |
規定のサイズより大きな荷物は基本的に預け入れとなります。さらに詳しい機内持ち込み手荷物の規定については「【2026年最新】飛行機に持ち込める手荷物の規定とは?サイズ・重量・個数を航空会社別に早見表で解説」をご覧ください。
また、利用する航空会社や機体・路線によっても機内持ち込みできる荷物についてのルールは異なります。準備をする段階で事前に機内持ち込みや預け入れに関する規定を確認しておきましょう。
預け荷物(受託手荷物)のサイズ・重量は?(航空会社別)
貨物として航空会社に預ける荷物にもサイズ・重量に規定があり、それを超えると超過料金がかかったり、預け入れられなかったりします。
| 航空会社 | 無料預け入れ上限 | サイズ制限 | 超過時の料金 |
|---|---|---|---|
| ANA | ・エコノミークラス 1個23kgまで(最大2個=計46kg) | 3辺の合計158cm以内 | 超過手荷物料金5,500円(一部路線4,400円) |
| ・プレミアムクラス 1個32kgまで無料(最大3個) | |||
| JAL | ・エコノミー・クラスJ 1人20kgまで | 50cm×60cm×120cm以内 | 利用区間や期日により金額が変動。詳しくは公式サイトへ |
| ・ファーストクラス 1人45kgまで | |||
| ピーチ (APJ) | ・ミニマム運賃は無料枠なし/・スタンダード・スタンダードプラス 1個20kg、1人1個まで | 3辺の合計203cm以内 | 追加する個数やサイズ・重量によって金額が変動。詳しくは公式サイトへ |
| ジェットスター (JJP) | ・基本無料枠なし/・ビジネスクラスのみ30kgまで無料 | 使用機材により異なる(A320/321型:1辺最大2m30cm/787型:1辺最大2m77cm) | 利用する路線や追加する荷物の重量、追加を受け付けたカウンターによって金額が変動。詳しくは公式サイトへ |
| スカイマーク (SKY) | 1人20kgまで無料 | 50cm×60cm×120cm以内(3辺合計ではなく各辺の上限値) | 20kg超~30kgまで2,000円、以降10kgごとに+1,000円 |
ANA・JAL・ピーチは「3辺の合計」で規定していますが、スカイマークは「各辺の上限値(50×60×120cm)」が決まっています。ジェットスターに至っては機種(A320/321か787か)で規定自体が異なるため、スーツケースを準備する際は、各航空会社で規定の設け方が違うことも念頭に置いておきましょう。
基本的なパッキング方法
旅行の準備では、荷造りの作業=パッキングのやり方によって荷物の量が大きく変わってきます。スーツケースやバッグ、リュック、いずれを利用する場合においても、このパッキングが旅の快適性に大きく影響してきます。パッキングには荷物を増やし過ぎないためのルールがあり、大容量のスーツケースだからといってなんでも詰め込んでいいわけではありません。下記のようなパッキングの基本を知っておけば旅先で荷物探しに追われることなく時間を有効に使えるでしょう。
・使用頻度の高いものは取り出しやすい位置に
スマートフォンの充電器や財布など、日用品としてよく使うものは、すぐ取り出せるよう奥に詰め込まないようにしましょう。
・お土産のための空きスペースを確保する
観光メインの旅行の場合、必然的にお土産の量が増えてきます。手荷物での持ち込みを避けるならスーツケースやバッグの容量を少し大きめにしてお土産を収納できるようにしましょう。
・必要なものだけを持っていく
旅先での過ごし方を考え、「これも一応持っていこう」と考え出すと雪だるま式に荷物が増えてしまいます。消耗品は現地で調達するなどして荷物の量を抑えましょう。
パッキングのコツ
前の項目で紹介したパッキングの基本を踏まえ、さらに一歩、旅の快適性を向上させるためのコツを紹介します。
・衣類は巻いて収納
Tシャツや下着類はくるくると巻いて詰めると無駄な隙間を埋められるだけでなく、割れ物などのクッション材としての役割も果たします。
・メイク道具は小分けの容器で使う分だけ
化粧品の中でも化粧水や乳液、リキッドファンデーションは、そのまま持っていくとかさばってしまいます。滞在中に使う分だけをミニボトルなどに詰めましょう。
・カバンの中の重心を設定
スーツケースを使用する場合、下側に重い荷物を置くことで移動が楽になります。リュックの場合は、逆に軽い荷物を下にまとめ、重い荷物をやや上で背中側に持ってくれば肩や腰への負担が軽減されます。
・ポーチやジップバッグを活用
アクセサリーはひとまとめにするとチェーンが絡まったり破損するおそれがあります。一つずつジップバッグに入れ、ポーチにまとめておけば紛失を防いで必要な時にすぐ取り出せます。先に述べたメイク道具もジップバッグに入れておくと液漏れを防ぐことができます。
FAQ
Q1. スーツケースは何泊まで何Lが目安?
「宿泊数×10L+10L」が目安です。1泊2日は20~30L、2泊3日~3泊4日は30~50L、4泊以上は50~78L程度を選ぶとよいでしょう。
Q2. スーツケースは機内に持ち込める?
航空会社によって基準が異なります。ANAは2026年7月搭乗分より、手荷物1個(100席以上の機材で3辺合計115cm以内・55×40×25cm以内)+身の回り品1個(40×30×20cm以内)、合計重量10kg以内が目安です。
Q3. 預け入れできる荷物の重さ・個数は?
ANAはエコノミークラスで1個23kgまで・最大2個、JALは1人20kgまでが目安です。航空会社・運賃種別により異なるため、必ず利用する航空会社の公式情報を確認してください。
Q4. ハードケースとソフトケース、どちらを選ぶべき?
防水性・耐久性を重視するならハードケース、軽さや収納力の融通を重視するならソフトケースが向いています。
Q5. スーツケースの音が気になる場合は?
静音設計のキャスターを採用したモデルであれば、早朝・深夜でも周囲に配慮しながら移動することができます。
まとめ
目的による使い分けからパッキングのコツまで、旅行カバンの情報を紹介しました。知っておくことで快適性が大きく変わる旅行カバンの知識。ぜひ、覚えて楽しい旅にお役立てください。
参考・出典
- ANA|機内持ち込み手荷物のサイズとルール(国内線)
- ANA|無料でお預かりする重さ・サイズ・個数(国内線)
- ANA|機内持ち込み手荷物および身の回り品に関するお願い(2026年7月1日搭乗分より)
- JAL|機内持ち込みお手荷物
- JAL|お預けになるお手荷物
- JAL|超過手荷物料金のご案内
- Peach Aviation|機内持ち込み手荷物について
- Peach Aviation|預け手荷物について
- Peach Aviation|各種料金・手数料
- ジェットスター|機内持込手荷物
- ジェットスター|受託手荷物
- ジェットスター|サイズの大きな手荷物の寸法制限と受託手荷物の重量
- ジェットスター|空港での受託手荷物(お預け手荷物)の追加購入
- スカイマーク|機内持込手荷物
- スカイマーク|お預けの手荷物
※本記事は更新日時点の情報をもとに作成しています。内容は予告なく変更される場合がありますので、最新の情報は各公式サイトをご確認ください。