いわて花巻空港へのアクセスは？アクセスバスとタクシーを比較！空港内駐車場情報も

いわて花巻空港までの主なアクセス手段

いわて花巻空港はJRの在来線と新幹線の線路に挟まれ、花巻市の中でもちょうど中央あたりに位置する空港です。最寄り駅はJR花巻空港駅で、市街地までも車で約12分の位置にあります。公共交通機関を利用する場合は、バスもしくはタクシーの利用が一般的です。自宅から、いわて花巻空港へ行く場合は、空港内に無料駐車場が完備されているためマイカーが便利です。花巻空港インターチェンジから約4分で到着します。

出発地別の所要時間と運賃を比較

JR花巻空港駅からいわて花巻空港へのアクセス

いわて花巻空港への最寄り駅であるJR花巻空港駅からは、岩手県交通が運行する盛岡駅からいわて花巻空港のアクセスバスに途中乗車できます。花巻空港駅からいわて花巻空港の所要時間は約7分、運賃は320円です。タクシーに乗車しても、約5分で到着します。
花巻空港行きのバスは8時台から17時台の間に1日8便、花巻空港発のバスは9時台から18時台の間に1日9便運行しています。期間によって、バスの発着時間が異なるため、必ずホームページなどで、利用日が含まれる期間のバス時刻表を確認しましょう。

JR盛岡駅からいわて花巻空港へのアクセス

秋田新幹線を利用する方や宮古方面から空港へ来る方は、JR盛岡駅で岩手県交通のアクセスバスの利用が便利です。バスを利用した場合、盛岡駅東口8番乗り場から乗車し、花巻空港駅を経由して約45分でいわて花巻空港に到着します。運賃は1,500円です。岩手県交通のアクセスバスは国内線航空機発の45分前までに到着、国内線航空機着の15分後以降に出発するように、ダイヤが組まれています。なお、岩手県交通を利用する場合、スキーやスノーボード、折り畳み自転車といった長大手荷物の持ち込みはできません。宅配便を利用するなど、あらかじめ対策しておきましょう。
タクシーを利用した場合は、有料道路を利用して約38分で到着します。

JR北上駅からいわて花巻空港へのアクセス

東日本交通のアクセスバスは、北上駅～いわて花巻空港間を1日4便往復しています。JR北上駅は、新幹線やJR北上線の利用に便利な駅です。バスは北上駅東口を出て右手にあるロータリーから乗車します。約35分、運賃は1,000円です。
なお、北上駅といわて花巻空港中間あたりに位置する「北上工業団地」のバス停にも停車するため、宿泊場所や訪問先に応じて、乗降場所を選ぶと良いでしょう。北上駅から北上工業団地まで約15分、550円（小児300円）、北上工業団地からいわて花巻空港までは、約20分で650円（小児350円）となっています。
タクシーを利用した場合は、30分かからずに6,000円ほどで行けるでしょう。

安比高原からいわて花巻空港へのアクセス（バスは冬期期間のみ）

安比高原は、岩手県八幡平市にあるリゾート地です。安比高原～いわて花巻空港間は、冬期期間のみ「安比エアポートライナー」が1日往復1便運行しており、スキー場や宿泊施設近くから乗車できるため便利です。
いわて花巻空港と、安比高原の「ANAホリデイ・イン温泉」まで結ぶルートは、途中「ANAクラウンプラザ」「安比高原スキー場」「ANAホリデイ・インヒルズ」を回るため、約1時間30分かかります。運賃は2,500円です。
なお、2024年度冬季は2024年12月21日～2025年3月9日まで運行予定となっています。安比高原でスキー・スノーボードを堪能予定の方は、バス床下のトランクルームに載せることができますが、スペースに限りがあるため、宅配便を利用すると安心です。
電車を利用する場合は、安比高原駅からJR花輪線で好摩駅まで行き、私鉄のIGRいわて銀河鉄道線で盛岡駅まで行きます。電車での移動時間は1時間～1時間20分ほど。運賃は1,170円です。盛岡駅からは、アクセスバスを利用すると空港に約45分(1,500円)で到着でき、費用を抑えられるでしょう。タクシーで行くことも可能ですが、ほかの移動手段と比べ費用がかかるため、注意が必要です。

JR花巻駅・新花巻駅からいわて花巻空港へのアクセス

JR花巻駅、新花巻駅からは、アクセスバスの運行はありませんが、タクシーを利用しても10分～12分ほどと比較的短時間でいわて花巻空港まで行けます。
在来線で釜石方面から来る方はどちらの駅からも行くことが可能です。また、新花巻駅は新幹線利用の方にも便利です。

いわて花巻空港の駐車場について

いわて花巻空港には、第1駐車場から第3駐車場まで、3つの駐車場があります。全部で1,150台駐車でき、駐車料金は無料です。ただし、7日間を超えて駐車する場合は、ターミナルビル2階の「県空港事務所分室」へ承認届の提出が必要となります。利用時間は6:00～21:00までです。

いわて花巻空港から利用できるレンタカー

いわて花巻空港から遠方へ行きたい方や、いろいろな場所を回りたい方は、レンタカーを利用することもおすすめです。いわて花巻空港には到着ロビー正面に、複数のレンタカー会社が入っており、空港から直接、レンタカーで出発できます。希望するレンタカーがない可能性もあるため、あらかじめ予約しておくと安心です。

日産レンタカー

日産レンタカーは、空港内受付カウンターがあります。出発は、いわて花巻空港ターミナルビル前からとなりますが、返却は空港裏手にある日産レンタカー花巻店となるため注意が必要です。

住所：岩手県花巻市東宮野目第二割53番地
アクセス：花巻空港ターミナルビル前（空港内カウンターあり）
電話：0198-26-3555
営業時間：8:00～19:00

ニッポンレンタカー

ニッポンレンタカーは、空港内受付カウンターにて手続き後、空港駐車場から車両をレンタルします。なお返却時も同じ駐車場に自身で戻すことになるため、場所を覚えておきましょう。

住所：岩手県花巻市東宮野目第二地割53番地
アクセス：1階ロビーレンタカー受付カウンター
電話：050-1712-2913
営業時間：8:00～19:00

トヨタレンタカー

トヨタレンタカーいわて花巻空港受付カウンター店も、日産レンタカー同様に貸渡専用店舗となっています。空港内受付カウンターにて手続きを行い、新花巻駅西口店に返却が必要です。なお、新花巻駅西口店からいわて花巻空港まで、事前予約にて送迎してもらうことも可能です。

住所：岩手県花巻市東宮野目第2地割53
アクセス：いわて花巻空港到着ロビー前
電話：0198-31-2100
営業時間：8:30～19:00

いわて花巻空港付近の観光地

花巻温泉ホテルチェーン

北東北の温泉リゾート地としても知られている「花巻温泉ホテルチェーン」は、いわて花巻空港から車で約15分のところにあります。花巻温泉ホテルチェーンにはそれぞれ異なった魅力のある4つの宿があります。「佳松園」以外の3つの宿に宿泊すると、3館の岩露天風呂や岩盤露天風呂などの湯めぐりを無料で楽しむことが可能です。
また花巻温泉ホテルチェーンには5,000坪もの広さを誇る「バラ園」や国指定の名勝「釜淵の滝」もあります。バラ園では約450種6,000株を超えるバラを季節に応じて楽しむことができるほか、宮沢賢治が設計した「日時計花壇」も見学可能です。「釜淵の滝」では、高さ8.5メートル、幅30メートルにも及ぶ岩の上を流れる滝を堪能できます。

〒025-0304 岩手県花巻市湯本1-125
営業時間：バラ園8:00～17:00（冬期8:00～16:30）
休園日：なし
入園料：大人（中学生以上）
5月下旬～6月下旬（バラの最盛期）：1,000円（税込）
6月下旬～10月上旬：500円（税込）
10月上旬～10月中旬：800円（税込）
※上記以外の期間は無料
小人（小学生まで）：無料

宮沢賢治記念館

いわて花巻空港から車で約15分の場所にあるのが、「宮沢賢治記念館」です。宮沢賢治の作品や、教育・農業といったさまざまな活動などを、原稿・愛用品の展示、ビデオ・スライドなどを通して知ることができます。宮沢賢治記念館の南側にある「ポランの広場」では、本人が残した設計書を基に造られた南斜花壇・日時計花壇も見学可能です。
宮沢賢治記念館の駐車場内には、賢治の童話『注文の多い料理店』をイメージしてつくられたレストラン「山猫軒」もあります。

花巻市内には、宮沢賢治記念館のほかに、「宮沢賢治童話村」「宮沢賢治イーハトーブ館」、宮沢賢治の墓のある寺「身照寺」など、宮沢賢治ゆかりの場所が数多くあります。花巻に訪れた際は、宮沢賢治にじっくり触れてみるのもおすすめです。

「宮沢賢治記念館」
〒025-0011 岩手県花巻市矢沢第1地割1番36
営業時間：8:30～17:00
休館日：12月28日～1月1日まで
入館料：小・中学生150円・高校生・学生250円・一般350円（20人以上で団体割引あり）

南部杜氏伝承館

日本酒好きの方におすすめの場所が「南部杜氏伝承館」です。いわて花巻空港からは、車で12分～15分ほどの場所にある道の駅石鳥谷内にあります。
石鳥谷町は、日本三大杜氏である南部杜氏の里です。南部杜氏伝承館は、古くから伝わる酒蔵を解体し復元したもので、文化的・歴史的にも貴重な建物となっています。有料で試飲もでき、試飲した日本酒は、併設のお土産物産館「酒匠館」で購入することも可能です。

「南部杜氏伝承館」
〒028-3171 岩手県花巻市石鳥谷町中寺林7-25-1 道の駅石鳥谷内
営業時間：9:00～16:30（試飲は16:00まで）
休館日：12月29日～1月1日まで
入館料：無料

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まとめ

いかがでしたか？いわて花巻空港は、国内線のみならず国際線も運航する岩手県の空の玄関口です。ターミナルビル2階の「いわて花巻大食堂」では、地元花巻のブランドポーク「白金豚」を使用したメニューも充実。また、地元の銘菓や地酒などを取りそろえた、土産店も並んでいます。いわて花巻空港を利用する際は、ぜひこの記事を参考に旅を楽しんでください。