北九州空港へのアクセスは？電車とリムジンバスを比較！空港内の駐車場もご紹介

北九州空港までの主なアクセス手段

北九州空港には、電車の乗り入れがありません。北九州空港の最寄り駅、朽網（くさみ）駅から空港までは、バスに乗って20分ほどかかります。そのためアクセス手段としては、バスとタクシーが一般的です。
観光や福岡への乗り継ぎに便利な小倉駅からも、北九州空港までノンストップのバスが運行しています。ここからは、出発地別に、それぞれの所要時間と運賃を比較します。

出発地別の所要時間と運賃を比較

小倉駅から北九州空港へのアクセス

小倉駅から北九州空港へ向かうには、4時台から23時台まで、1時間に1～2本運行している北九州空港エアポートバスを利用すると便利です（運行がない時間帯もあり）。

小倉駅の「小倉城口」から小倉駅前郵便局に向かう途中に、横断歩道があります。横断歩道を渡り、右折直進すると小倉駅バスセンターに着きますので、8番乗り場からバスに乗車しましょう。小倉駅新幹線口にあるバス停は降車専用で、乗車できないためご注意ください。
通常便の場合は空港到着まで約1時間かかりますが、ノンストップの直行便を利用すると40分で到着可能です。料金は710円です。予約制ではないため、満車の場合は乗車できません。
タクシーを利用すると、道路の状況によっても異なりますが、約45分で北九州空港に到着します。一般タクシーだと約8,500円かかりますが、タクシー会社によっては、定額や乗り合いが可能な場合もあるため、確認してみましょう。乗合タクシーや、複数人での定額タクシー利用だと、料金がお得になる可能性もあります。

朽網（くさみ）駅から北九州空港へのアクセス

朽網駅は北九州空港の最寄り駅ですが、10kmほど離れています。そのため、5時台から22時台まで1時間に1～2本運行している、北九州空港エアポートバスを利用するとよいでしょう。北九州空港エアポートバスは、1日に27本運行しています。
※2025年4月1日に新アクセス「朽網駅特急ルート」が誕生します。それに伴い、エアポートバスも1日40本に増便される予定です。
バス乗り場は、駅の「空港口」を出て右方向にあります。「バス・タクシー」の案内表示にしたがって進み、バス停に続く階段を下りてください。
北九州空港に到着するまでは、ブルーポートホテルや東横イン前などのバス停を経由して、約20分かかります。料金は520円です。予約制ではないため、満車の場合は、乗車できません。
なお、朽網駅から北九州空港までタクシーを利用した場合は、約20分、約3,500円で到着します。

福岡（博多・天神）から北九州空港へのアクセス

博多・天神エリアは、中洲と並ぶ九州最大の繁華街として知られています。天神から北九州空港に向かうには、電車と新幹線を乗り継ぐか、高速バスに乗って小倉駅まで向かい、小倉駅から北九州空港エアポートバスを利用するとよいでしょう。
まず電車を利用する場合は、福岡市営空港線の天神駅から博多駅へ向かいます。約5分、210円です。博多駅で山陽新幹線に乗り換え、小倉駅へ。約17分、2,160円～で移動できます。小倉駅からは北九州空港エアポートバスに乗り、約40分（直行便）、710円で北九州空港に到着します。天神の高速バスターミナルから高速バスで小倉駅へ向かう場合は約1時間30分、1,350円で移動できます。
タクシーを利用すると、約2時間で北九州空港に到着しますが、料金が約25,000円となるため、公共の交通機関の方が安くなります。

下関から北九州空港へのアクセス

北九州空港は、福岡県内だけではなく、隣の山口県からもアクセス可能です。以前は下関から北九州空港までバスの直行便があったようですが、現在は運休しているため、電車とバスを利用するとよいでしょう。
最初に山口県下関市から小倉駅まで、JR山陽本線と鹿児島本線を利用して、約15分、料金は280円です。そのあとは北九州空港エアポートバスを利用して、空港に向かうとよいでしょう。約40分（直行便）、料金は710円です。
また下関駅から、タクシーを利用した場合は、約50分、約17,000円で北九州空港に到着します。

北九州空港の駐車場について

北九州空港には、旅客ターミナルビルの前に平置きの駐車場があります。普通車が約1,780台駐車できるほか、大型車専用駐車場や自動二輪車駐車場、身体障がい者用の駐車場も用意されています。
普通自動車の駐車料金は、最初の1時間が無料、2時間までが200円、24時間最大で600円、48時間で1,200円、それ以降は24時間ごとに500円ずつ加算される仕組みです。
現金のほか、クレジットカード（タッチ決済可能なVISAカードのみ）や交通系ICカード、各種電子マネー、スマートフォンアプリでの支払いが可能です。

※普通自動車は入庫後48時間以降、24時間利用の最大料金が500円になります。

北九州空港付近の観光地

関門海峡（関門トンネル）

関門海峡は、本州の山口県下関市と、九州の福岡県北九州市を隔てている海峡です。北九州空港からは、車で約40分の場所にあります。海峡を歩いて横断できる「関門トンネル」は、世界で初めて完成した海底トンネルで、海底部の長さは780mです。

関門トンネルには、海外からの旅行者も多く訪れます。人道トンネル部分は、15分ほどで渡れます。下関側と門司側両方で記念スタンプを押し、観光案内所で提示するとオリジナルデザインの「関門TOPPA！記念証」がもらえるため、家族みんなで楽しめるでしょう。

〒801-0855　福岡県北九州市門司区門司（門司側）
営業時間：6:00～22:00（通行可能時間）
料金：歩行者無料、自転車・原付：20円

門司港レトロ地区

門司港レトロ地区は、北九州空港から車で約45分の場所にある、年間200万人以上が訪れる人気観光地です。明治から大正、昭和初期にかけて貿易で栄えた、異国情緒あふれる街並みを堪能できます。

当時建築された、華やかな建物が多く残る門司港周辺では、行政と民間が協力してまちづくりを進め、近代日本が発展していた時代を再現しました。夜景が美しいスポットしても知られており、多くの人が訪れています。

〒801-0852福岡県北九州市門司区港町
営業時間：各施設により異なる
営業日：各施設により異なる
料金：各施設により異なる

小倉城

小倉城は、小倉駅から徒歩で約15分の場所にある城で、細川忠興公が1602年に築城を開始しました。1837年に全焼し、2年後に再建しましたが天守閣には手を加えず、幕末や太平洋戦争を経た1959年、市民の熱望により天守閣の再建が実現しました。

現在は桜や紅葉の名所としても知られており、日没後～22時頃まで年中無休で天守閣のライトアップが行われていますが、イベントに合わせて様々な色に変化するのも特徴です。売店と休憩スペースが併設された「しろテラス」では、辻利茶舗のメニューも楽しめます。

〒803-0813 福岡県北九州市小倉北区城内2-1
営業日：年中無休
料金：一般350円、中高生200円、小学生100円
※小倉城庭園や松本清張記念館は、別料金が必要
4～10月営業時間：9:00～20:00
11～3月営業時間：9:00～19:00

小倉競馬場

小倉競馬場は、小倉駅から北九州モノレールに乗り、約10分で到着します。「競馬場前駅」で下車し改札を出ると、競馬場の入り口に直結しているため、楽に移動できます。九州で唯一、中央競馬が開催される競馬場としても有名です。

場内にはレストランやグッズショップが常設されており、食事や買い物も楽しめます。競馬を楽しむだけではなく、ポニーに乗馬できるポニーリンクや遊具広場、日本庭園も併設されているため、家族でお出かけできるスポットとしても人気です。

〒802-0841 福岡県北九州市小倉南区北方4-5-1
電話番号：093-962-3236
営業時間：9:00～16:00（12:00～13:00を除く）
料金：競馬開催時のみ100円（15歳未満は無料）

北九州空港発着の航空券をチェック！

北九州空港着の航空券

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まとめ

いかがでしたか？北九州空港は海上に浮かぶ人工島に建設されており、早朝・深夜便や、国際線も発着する便利な空港です。空港周辺には、門司港や関門海峡などの観光スポットもあるため、時間に余裕があれば足を伸ばすのもよいでしょう。
空港では、飛行機の発着利用だけではなく、お土産の購入や、グルメも楽しめます。売店では「名菓ひよ子」「なんばん往来」「辛子明太子」など、定番の九州土産が揃います。さらに、地元のシロヤベーカリーの「サニーパン」や「オムレット」など、北九州市民から愛されているソウルフードも購入可能です。
北九州空港を利用する際は、ぜひこの記事を参考に、お買い物や観光を楽しんでください。