羽田空港のソラシドエアのターミナルはどこにある?行き方から搭乗までの流れを徹底解説
更新日:2025年7月31日

1997年にパンアジア航空の名で創業し、2011年に同社の新ブランドとして立ち上げられたソラシドエア。2015年以降は社名も株式会社ソラシドエアに変更され、現在に至るまで日本のMCC(ミドルコストキャリア)の一角を担っています。九州方面への便が充実し、高い人気を誇るソラシドエア。今回は羽田空港からの搭乗を想定し、ターミナルへの移動からチェックイン、手荷物の預け入れまで、事前に知っておくと便利な利用方法を紹介します。
目次
- ソラシドエアは羽田空港のどのターミナル?
- 搭乗手続きには、第2ターミナル北ウイングを利用
- ソラシドエアの搭乗ロビー“羽田空港第2ターミナル”へのアクセス方法
- 電車での行き方(京急線利用)
- モノレールでの行き方と所要時間(伊丹空港)
- 車での行き方と駐車場情報
- ターミナル間の移動手段と所要時間
- ソラシドエアのチェックインカウンターはどこにある?
- 自動チェックイン機の設置場所
- ソラシドエアにおける搭乗手続きの流れ
- 事前チェックインのやり方
- 手荷物預け入れの流れ
- 受託手荷物のサイズと重量制限
- ソラシドエアの出発ロビーの場所
- 保安検査場までの流れとルート
- 出発ゲートへの行き方と所要時間
- 搭乗前に利用できる施設
- ソラシドエアの到着ロビーの場所
- まとめ
ソラシドエアは羽田空港のどのターミナル?

羽田空港は3つの旅客ターミナルを備えており、第1ターミナル、第2ターミナルは国内線、第3ターミナルは国際線で使用されています。国内のMCCも複数の会社が乗り入れており、スカイマークとスターフライヤーが第1ターミナル、AIRDOとソラシドエアが第2ターミナルを利用しています。
羽田空港から飛び立つソラシドエアは九州方面の路線を展開しています。宮崎空港、熊本空港、長崎空港、鹿児島空港、大分空港、那覇空港に向けた便が連日運行されており、日々、旅行やビジネスなどで多くの人が利用しています。
搭乗手続きには、第2ターミナル北ウイングを利用
ソラシドエアの搭乗手続きは第2ターミナル2階の北側で行います。このフロアでは南側の端を国際線が使用し、それ以外は大半が国内線の出発ロビーとなっています。国内線の出発ロビーは大部分をANAが占めていますが、北の端、時計台1番の先にはAIRDOとソラシドエアの出発ロビーがあります。
ソラシドエアの搭乗ロビー“羽田空港第2ターミナル”へのアクセス方法

羽田空港の第2ターミナルへのアクセスで公共交通機関を利用する場合、最も多く利用されているのが、山手線で品川駅から京急線、もしくは浜松町駅でモノレールに乗り換える方法です。都営浅草線では空港まで直通の特急やエアポート快特が運行されており、浅草や泉岳寺など主要駅から乗り換え無しでのアクセスが可能です。JRでは現在、2031年の完成を目指して羽田空港アクセス線の工事を進めており、完成すると東京駅から約18分で空港に到着することができます。東京駅からは直通のリムジンバスが運行されており、料金は大人1,200円とやや割高ですが、乗り換えなしで空港まで行けることが大きな魅力となっています。車で東京方面から来る場合は、首都高速の空港中央出口を出るとすぐに到着します。電車の最寄り駅がない場合は、東京都内から羽田空港まで料金が固定されている定額タクシーなどの利用もおすすめです。
電車での行き方(京急線利用)
東京方面から京急線で羽田空港第1・第2ターミナル駅にアクセスする場合、山手線の乗り換えがあることから、品川駅からの乗車が最も多く利用されています。約13分で空港に到着し、料金は330円となります。混雑を避けたい場合は一つ前の泉岳寺駅からの乗車がおすすめです。横浜駅からの場合は京急本線急行を使えば乗り換えなしで到着しますが、京急蒲田で京急空港線急行に乗り換えると乗車時間を若干短縮できる場合があります。羽田空港第1・第2ターミナル駅に到着したら、まずホーム中央のエスカレーターから第2ターミナル口を目指します。改札を出ると出発ロビーに向かうエスカレーターがあるので、それを上ると第2ターミナルに到着します。

モノレールでの行き方と所要時間
モノレールを使って羽田空港第2ターミナルへのアクセスする場合、最も多く利用されるのは山手線で浜松町から乗り換える方法です。東京モノレール空港快速に乗車すると羽田空港第3ターミナル駅まで運行しており、約18分で羽田空港第2ターミナル駅に到着します。普通運行の場合は10駅停車し、乗車時間は約27分。料金はいずれも520円になります。新木場方面から来る場合は、りんかい線で天王洲アイル駅に乗り換えます。羽田空港第2ターミナル駅では、北口の改札を出てエスカレーターを上ると国内線の出発ロビーにすぐたどり着くことができます。
車での行き方と駐車場情報

羽田空港の空港内道路は複雑な構造となっているため、目的地を間違えると大幅に時間をロスしてしまいます。車でアクセスする場合は、事前に経路をしっかり把握しておきましょう。第2ターミナルに向かう場合は首都高速の湾岸線で空港中央ランプを降り、空港ビルと連絡通路で繋がったP3、P4駐車場に車を停めると徒歩ですぐに到着します。P3、P4駐車場の料金は最初の30分は無料で、以降は30分ごとに150円の料金がかかってきます。24時間の最大料金は通常期で1,530円ですが、ゴールディンウィークや年末年始などの多客期は2,140円となります。事前予約はオンラインで行うことができ、メールアドレスでの会員登録とクレジットカードでの決済が必要となります。P3がスマートフォン、タブレットに対応しているのに対し、P4は一部端末で正常に動作しない場合があるため、パソコンからの予約を推奨しています。混雑状況は羽田空港のホームページからも確認できます。
ターミナル間の移動手段と所要時間

羽田空港には第1から第3まで、3ヶ所のターミナルがあります。目的地や航空会社によって利用するターミナルが異なり、間違えた場合は移動が必要になります。第1ターミナルと第2ターミナルは距離にして400mほどしか離れていないので、地下にある連絡通路を利用すれば約5分で移動できます。第3ターミナルは距離的に徒歩での移動が難しいため無料の連絡バスや京急線、モノレールなど公共の交通手段を利用することになります。連絡バスで第1・第2ターミナルから第3ターミナルに移動する場合、乗車時間は7~10分程度になります。
ソラシドエアのチェックインカウンターはどこにある?

羽田空港内のソラシドエアのチェックインカウンターは、第2ターミナル2階の北の端、国内線のエリアでANAのカウンターの先の2番カウンターになります。AIRDOの左側に位置し、自動チェックイン機や自動手荷物預け機も設置されています。
自動チェックイン機の設置場所
羽田空港内のソラシドエアのチェックインカウンターは、先述の通り、第2ターミナル2階の2番カウンターになります。チェックインについては、空港内すべてのANAの自動チェックイン機を手続きで利用することができます。
ソラシドエアにおける搭乗手続きの流れ

ソラシドエアの搭乗までの流れは、まず出発24時間前から利用できるオンラインでのチェックインをスマートフォンやパソコンで行います。オンラインチェックインの際は予約情報(搭乗日・便名・搭乗者の氏名)と確認番号もしくは予約番号が必要になります。運賃の種類が年齢、証明書の確認などを必要する場合はオンラインでのチェックインを利用できないこともあり、その際は空港カウンターで手続きを行います。
事前チェックインのやり方
ソラシドエアのオンラインチェックインのやり方は、まず、ホームページで航空券の予約・購入と座席の指定を行います。運航案内メールを登録しておくと搭乗日前日や天候調査を実施する時に予約便の運航情報がメールで送られてきます。出発の24時間前からオンラインチェックインの利用が可能になります。手順は下記の通りです。
- ホームページで「オンラインチェックインへ進む」をタップ(クリック)
- 予約検索画面で検索方法を選択(予約番号もしくは確認番号)
- 搭乗日、便名、搭乗者の名前(カタカナ)を入力
- 本人確認情報を入力(予約番号/確認番号/クレジットカード番号下4桁など)
- チェックイン対象者を選択
- 座席を指定(未指定の場合)
- 内容確認画面に進み、「内容を確認しました」にチェック
- 搭乗券(2次元バーコード)の取得画面を表示・保存
この2次元バーコードを持っているとカウンターに並ぶことなくスムーズに保安検査場や搭乗口を通過することができます。
手荷物預け入れの流れ
ソラシドエアでの手荷物預け入れは、オンラインチェックイン、または自動チェックイン機での手続き完了後、ANAの手荷物カウンターもしくは自動手荷物預け機(ANA BAGGAGE DROP)で手続きを行います。手順は下記の通りです。
- 機械の中に手荷物を入れる
- 搭乗券(2次元バーコード)を読み取り部にかざす
- 出力された手荷物タグを荷物に装着
- 出力された手荷物タグを荷物に装着
手荷物の預け入れは搭乗の20分前までに済ませておかなければいけません。なお、ソラシドエアのチェックインカウンターでは、特殊対応が必要な場合を除いて、手荷物の対応は原則行っていないので注意しましょう。
受託手荷物のサイズと重量制限
ソラシドエアでの受託手荷物は、サイズ制限が3辺の和が203cm以内、重量制限が20kgまでは無料、それ以上は超過料金がかかってきます。個数の制限はありませんが、1個あたり32kgまで、総重量は100kgまでとなっています。自動手荷物預け機では、各辺の長さが横80cm×縦75cm×奥行き45cm以内の手荷物の預け入れが可能となっています。ゴルフバッグやスキー/スノーボード、サーフボードなどは無料手荷物許容量を超える重量超過手荷物扱いとなる場合が多いので注意が必要です。
ソラシドエアの出発ロビーの場所

羽田空港でのソラシドエアの出発ロビーは、第2ターミナル2階のA出発口になります。保安検査や出発ゲートまでの生き方、搭乗までに利用できるラウンジについて紹介します。
保安検査場までの流れとルート
羽田空港でのソラシドエアの保安検査場は、第2ターミナル2階の3番カウンター(搭乗手続き・大型/特殊手荷物お預けカウンター)の右隣に保安検査場A、7番カウンター(ANA BAGGAGE DROP)の右隣に保安検査場Bがあります。まずは、事前にオンラインチェックイン、もしくはカウンターの自動チェックイン機での手続き、自動手荷物預け機で手荷物の預かり手続きを済ませておきましょう。保安検査場では2次元バーコードをタッチし、保安検査証を受け取ります。保安検査場は出発の20分前までに通過しておく必要があるので、時間に余裕を持って手続きを進めましょう。
搭乗口への行き方と所要時間
羽田空港でのソラシドエアの搭乗口は保安検査場を出て左に進み、案内板に沿って進んだ先にあります。保安検査場Bを通過し、搭乗口が最も奥になった場合は距離にして600~800mほど歩くことになり、15分ほどの所要時間を見越しておくことが望まれます。搭乗口には出発の10分前に着いておく必要があります。自分が搭乗する便の便名と搭乗口は事前に確認しておきましょう。また、搭乗口は変更になる可能性もあるため、必ず事前に再確認をすることをおすすめします。
搭乗前に利用できる施設
ソラシドエアには専用のラウンジがないため、出発前に休憩したい場合は、全ての航空会社の利用客が使用可能なラウンジに向かいましょう。第2ターミナルのビル内には保安検査通過前に「エアポートラウンジ(北・南)」、保安検査通過後に「パワーラウンジノース」があります。いずれのラウンジにも化粧室やフリードリンクが用意されています。利用料金は1人1,100円になります。また、ソラシドエアがANAとのコードシェア便を運航していることから、ANAプレミアムメンバー(本人およびご同行者)、ANAカードプレミアム会員(本人)、スター アライアンスゴールドメンバー(本人およびご同行者)であればANAのラウンジを利用することができます(便名がANA表示のものに限る)。
ソラシドエアの到着ロビーの場所

羽田空港でのソラシドエアの到着ロビーは第2ターミナルの1階にあります。手荷物を預けている場合は、飛行機から降りて荷物受け取り場に向かいましょう。到着ロビーでは、南北2ヶ所の「出会いのひろば」の後ろに大きな絵が飾られており、待ち合わせ場所として活用されています。
まとめ

羽田空港でのソラシドエアの利用方法について紹介しました。インバウンドの盛り上がりから、今後は九州方面の便も人気の高まりが予想され、航空券の手配が難しくなることが予想されます。空港での手続きはなにかと手間がかかるため、アクセス方法や現地でのショートカットを予習しておくと大幅に時間を短縮できます。近年ではスマートフォンでできるオンラインサービスも充実しているので、早い段階から準備に取り組んで快適な空の旅に備えましょう。