国際線での液体の機内持ち込みルールは?制限の対象となる液体の種類についても徹底解説!
更新日:2026年2月16日
国際線の機内に液体を持ち込む際は、国内線よりも厳しくルールが設けられています。液体に関する荷造りが不適切だと保安検査場で没収されるだけでなく、検査に時間がかかって出発が遅れる原因になってしまうかもしれません。スムーズに検査を通過するためにも、液体類の持ち込みルールを正しく理解し、適切な準備ができるようにしておきましょう。今回は、国際線の機内に液体を持ち込む際のルールについて、液体の種類による持ち込みの可否や、預け荷物に液体を入れる際の注意点などを解説します。国際線の飛行機に搭乗する際に本記事の内容をお役立てください。
目次
- 国際線での液体持ち込みルール
- 液体は「100ml(g)以下の容器」に入れる
- 容量1L以下のジッパー付き透明袋にすべて入れる
- 国際線の機内に持ち込める液体の種類
- 1.化粧品類
- 2.洗面用具・ヘアケア用品
- 3.飲料・食品類
- 4.保安検査後の免税店で購入した液体
- 5.医薬品・特別な食事制限の食品
- 6.ベビーミルク・ベビーフード
- 国際線の機内に持ち込めない液体の種類
- 1.100ml(g)を超える容器に入った液体
- 2.危険物に分類される液体・スプレー
- 3.アルコール飲料
- 国際線の預け荷物に液体を入れる際のルール
- 国際線の預け荷物に液体を入れる際の量の制限
- 国際線の預け荷物に液体を入れる際のアルコールの制限
- 国際線の検査で液体に関するルール違反が見つかった場合の対応
- 国際線と国内線の液体の持ち込み制限の違い
- まとめ
国際線での液体持ち込みルール
液体は「100ml(g)以下の容器」に入れる
国際線の機内に持ち込める液体の容量は100mlです。たとえ中身が少量でも、容量が100mlを超える容器では機内へは持ち込めません。そのため、保安検査をスムーズに通過するには、各容器の容量が100mlだとわかる状態にしておくのが望ましいです。100円ショップやドラッグストア購入できる旅行用の小分け容器を使うとスムーズに準備できます。
容量1L以下のジッパー付き透明袋にすべて入れる
液体を入れた容器は、すべて容量1L以下でジッパー付きの透明なプラスチック袋にまとめます。これは保安検査員が中身をひと目で確認でき、スムーズに検査を進めるための措置です。袋の大きさは、縦20cm×横20cm以内でマチがないものを選びましょう。空港で購入できる場合もありますが、事前に自分で用意しておくと確実です。
また、機内に持ち込める袋は1人1袋のみと決められています。複数の液体がある場合でも、1つの袋にすべてまとめておきましょう。
国際線の機内に持ち込める液体の種類
国際線の機内に持ち込める液体は限られており、制限の有無にも違いがあります。制限の対象となる具体例をまとめました。持っていく予定のアイテムが該当するか、出発前に確認しておきましょう。
1.化粧品類
化粧水や乳液、クリーム、日焼け止めは液体にあたります。また、リキッドファンデーションやマスカラ、リップグロスも制限の対象です。
ただし、スティック状のリップクリームや口紅、パウダータイプのファンデーションは液体にはならないため、ジッパー付きの透明な袋に入れなくても問題ありません。機内に持ち込む化粧品が液体か固体かを確認し、液体であればルールにしたがって準備しましょう。
2.洗面用具・ヘアケア用品
歯磨き粉や洗顔フォーム、シェービングフォームも液体として扱われます。旅行先で使うシャンプーやリンス、ヘアジェル、ヘアスプレーも対象です。これらの品目は大きな容器に入っている場合が多く、容量が100ml以下の容器に移し替える必要があります。
3.飲料・食品類
水やお茶、ジュースなどの飲料も、制限の対象となる液体です。ペットボトルに入った飲料は基本的に機内に持ち込めません。ほかにも、プリンやゼリー、ヨーグルト、ジャムも容量が制限される液体です。味噌や漬物、フルーツの缶詰、レトルトカレーなども液体となるため、事前に100ml以下の容器に移し替えておく必要があります。
4.保安検査後の免税店で購入した液体
出国審査を通過した後の免税エリアで購入した液体は通常のルールとは異なり、特例としてお酒や香水などの100mlを超える液体商品も含め、機内への持ち込みが許可されています。購入した商品は、Security Tamper Evident Bags (STEBs/不正開封防止袋)という専用の袋で密封され、 この袋を開封しなければ、最終目的地の空港まで持ち運びが可能です。
ただし、途中の空港で飛行機を乗り継ぎ、再び保安検査を受ける場合は、100mlを超える液体は保安規定により放棄を求められることがあります。旅行プランに乗り継ぎが含まれている旅程なら、利用する空港のルールをあらかじめ確認しておくことが大切です。
5.医薬品・特別な食事制限の食品
機内で服用が必要な医薬品、目薬やコンタクトレンズの保存液、飲み薬のシロップなどはジッパー付き透明袋に入れなくても持ち込み可能です。同様にアレルギー対応の食品など、特別な食事制限がある人のための食品も、検査員へ申告すれば持ち込みできます。
医薬品を持ち込む際は、保安検査で医薬品だと証明できると検査がスムーズです。国際線の機内にそういった医薬品や食品を持ち込む予定のある方は、検査時に提示できるよう、処方箋の写しや診断書も一緒に用意しておきましょう。
6.ベビーミルク・ベビーフード
乳幼児を連れての搭乗には、機内で必要な量のベビーミルクやベビーフードは持ち込みが許可されています。液体ミルクやベビーフードは、容器が100mlを超えていても問題ありません。保安検査の際に、乳幼児がいてベビーフードを持っている旨を検査員に伝えましょう。粉ミルクを作るためのお湯も、水筒などに入れて持ち込み可能です。
| 持ち込み可否 | 品目 | ルール |
|---|---|---|
| 持ち込みNG | ・ペットボトルに入った飲料 ・容量が100ml以上の容器に入った液体 |
容量が100ml以上の容器に入った液体はNG |
| 持ち込み可能 (制限あり) |
・化粧品類 化粧水、乳液、クリーム、日焼け止め、 リキッドファンデーション、マスカラ、 リップグロス など ・洗面用具、ヘアケア用品 歯磨き粉、洗顔フォーム、 シェービングフォーム、 ヘアジェル、ヘアスプレー など ・飲料、食品類 水、お茶、ジュース、プリン、 ゼリー、みそ、フルーツの缶詰、 漬物、レトルトカレー など |
すべて100ml容量の容器に移し 容量1L以下のジッパー付き透明袋に入っていれば持ち込み可能 |
| 制限なし (ルールあり) |
・化粧品 スティック状のリップクリーム、 固形の口紅、 パウダーファンデーション ・医薬品 機内で服用が必要な医薬品、 目薬、コンタクトレンズの保存液、 飲み薬のシロップ など ・ベビーミルク、ベビーフード 保安検査時に申告すれば 100mlを超えた容器に入っていても持ち込みOK。 ミルクに必要なお湯にも制限なし。 |
ルールを守れば 制限なく持ち込める品目 |
| 特例 | 保安検査後に免税店で購入した液体の商品はルールを守れば制限なし。 | 購入した商品のSTEBs(不正開封防止袋)を開封しなければ機内に持ち込める。 ただし、飛行機を乗り継ぐ場合は 再度保安検査があると、規定に則り放棄を求められる場合もある。 |
品目ごとに細かく規定が設けられているので、用意をしている段階で『申告だけでよい』のか、『100ml容量の容器が必要になる』のか、『持ち込みを控えるべき』なのかなど、細かくチェックしておきましょう。
国際線の機内に持ち込めない液体の種類
国際線の機内には、安全上の理由から持ち込めない液体があります。誤って持ち込もうとすると保安検査で没収されるため、スムーズな搭乗のためにも事前に確認しておきましょう。
1. 100ml(g)を超える容器に入った液体
出国手続き後に免税店で購入した商品やベビーフードなどの特例を除き、100mlを超える容器に入った液体は、機内への持ち込みが制限されています。容器に中身が少ししか入っていなくても、容器自体のサイズが100mlを超えていると持ち込めません。空港の自動販売機や売店で買った500mlのペットボトル飲料も、保安検査場を通過する前には飲んでしまうか、処分する必要があります。化粧品や食品も同じルールです。
100mlを超える液体を持っている場合は、保安検査場に行く前にスーツケースなどの預け荷物に入れましょう。
2.危険物に分類される液体・スプレー
危険物に分類される液体やスプレーは機内持ち込みする荷物、預ける荷物のどちらにも入れられません。航空機内への持ち込みが禁止されている危険物とは、引火や中毒の危険性がある液体や、高圧ガスを利用したスプレー製品などを指します。代表的なものとして、以下が挙げられます。
・ライター用の補充燃料(オイルやガス)
・ペンキなどの塗料
・害虫駆除用の殺虫剤
・衣類用の漂白剤
・卓上コンロ用のカセットガスボンベ
・携帯用の酸素スプレー
航空機の安全な運航のため、上記のような危険物に該当する液体やスプレー類は、持ち込む荷物・預ける荷物のどちらにも入れないようにしましょう。
3.アルコール飲料
100mlを超える容器に入ったお酒は、アルコール度数に関係なく機内に持ち込めません。なお、保安検査後の免税店で購入したアルコールは、度数が24%を超え70%以下のものなら、1人あたり5Lまで持ち込み可能です。
ただし、保安検査後の免税店で購入したアルコールであっても、度数が70%を超えるお酒は「危険物」とされ、機内への持ち込みや預け荷物に入れることはできません。お土産でお酒を買う際は、アルコール度数と量の制限を確認しましょう。
国際線の預け荷物に液体を入れる際のルール
機内に持ち込めない液体は、スーツケースなどの預け荷物に入れるのが一般的です。ただし、預け荷物にも液体の量や種類の制限が設けられています。
国際線の預け荷物に液体を入れる際の量の制限
預け荷物には100mlを超える容器に入った液体も入れられます。シャンプーのボトルや化粧水などを、そのままスーツケースに入れて問題ありません。
ただし、航空会社によっては預けられる量に上限があります。一般的に、化粧品や日用品(スプレー缶を含む)は、1つの容器あたり0.5L以下、1人あたり合計2Lまで入れられます。預け荷物に入れる際は、スーツケースの中で容器が破損して液漏れしないよう、ビニール袋に入れるなどの対策を施しましょう。
国際線の預け荷物に液体を入れる際のアルコールの制限
アルコール飲料を預け荷物に入れる場合も、度数によって制限が異なります。度数が24%以下の酒類には量の制限がありません。
一方で、度数が24%を超え70%以下の酒類は、1人あたり5Lまでと定められています。度数が70%を超えるお酒は、危険物に該当するため預け荷物に入れることはできません。
お土産にお酒を買う際は、度数と量をあらかじめ確認してください。
国際線の検査で液体に関するルール違反が見つかった場合の対応
国際線の保安検査で液体持ち込みのルール違反が見つかると、その場で違反品を手放さなければなりません。規定から外れている液体は、X線検査により高確率で検知されます。そのため、荷物整理は保安検査場に入るまでに済ませなければなりません。
基本的に、一度保安検査場に入ってしまうと、航空会社のカウンターに戻って預け荷物に入れ直す時間はありません。保安検査は混雑するタイミングも多く、列に並び直すと飛行機に乗り遅れる可能性も考えられます。大切にしている化粧品やお土産などを搭乗前に処分しなくて済むよう、ルールに沿って荷造りをしましょう。
国際線と国内線の液体の持ち込み制限の違い
国内線における液体の機内持ち込みルールは、国際線と比較すると制限が緩やかです。国内線では、化粧品類は1容器あたり0.5L、総量2Lを上限として許容されています。また、お茶やジュースなどのペットボトル飲料は、保安検査を経ることで機内への持ち込みが可能です。アルコール飲料においても、度数が24%以上70%以下のものに限り、一人あたり5Lまで持ち込みOK。
ただし、引火性液体やスプレー缶などの危険物に指定される品目は、国際線と同様に持ち込み禁止です。保安検査をスムーズに通過するため、搭乗前にご自身の所持品が輸送禁止品に該当しないか、しっかり確認しておきましょう。
まとめ
本記事では、国際線への液体持ち込みルールについて解説しました。国際線に搭乗する際、機内に液体を持ち込むときは「100ml以下の容器」に入れ、1つの「容量1Lでマチのないジッパー付き透明袋」にまとめなければなりません。
一部の化粧品や歯磨き粉、シャンプーやリンスなども規制の対象です。ただし、出国手続き後に免税店で購入した商品や医薬品、ベビー用品など持ち込み可能な例外もあります。
出発前に正しい知識を持って荷造りをすれば、保安検査での没収や遅延に繋がることなく出発できるでしょう。この記事で解説したポイントを押さえ、旅行に必要なものは適切な方法で準備してください。