那覇空港へのアクセスは?バスやモノレールを比較!空港内駐車場・レンタカー情報も
更新日:2025年2月4日

大小700近い島々からなる沖縄県の中で、最も大きい沖縄本島(正式名称:沖縄島)にある空港が那覇空港です。沖縄本島の南部、那覇市内の沿岸部に位置しています。那覇空港は、国際線16都市16路線・国内29都市32路線、計45都市48路線を就航する国際空港であり、国内でも非常に利用度の高い空港です。今回は、那覇空港へのアクセスと空港周辺の観光地、空港内駐車場やレンタカーについて紹介します。
目次
- 那覇空港までの主なアクセス手段
- 出発地別の所要時間と運賃を比較
- 沖縄美ら海水族館から那覇空港へのアクセス
- 国際通りから那覇空港へのアクセス
- 首里城から那覇空港へのアクセス
- 瀬長島ウミカジテラスから那覇空港へのアクセス
- 那覇空港の駐車場について
- 那覇空港のレンタカーについて
- 那覇空港付近の観光地
- 那覇市第一牧志公設市場
- 沖縄アウトレットモール あしびなー
- 玉泉洞
- ガンガラーの谷
- 那覇空港発着の航空券をチェック!
- 周辺のおすすめホテル
- まとめ
那覇空港までの主なアクセス手段

那覇空港までの主なアクセス手段は、バスやモノレール、タクシーなどです。那覇空港に乗り入れているバス会社は8社あり、沖縄本島内のさまざまな観光地やホテル近辺から運行しています。沖縄の南部を走るモノレール「ゆいレール」は、浦添市の「てだこ浦西駅」と「那覇空港駅」間、全19駅を結ぶ、沖縄県唯一のモノレール路線です。平成15年(2003年)に開業して以降、沖縄県民だけでなく、多くの旅行客の重要な移動手段となっています。那覇空港と那覇空港駅は連絡通路でつながっており、基本的に10分に1本は走っているため、比較的交通の便は良いといえるでしょう。
なお、レンタカーを利用される方も多いかと思います。各地からの所要時間については、タクシーを利用する場合を参考にしてください。
出発地別の所要時間と運賃を比較
では、出発地別に、おすすめの交通手段での所要時間と運賃を確認しましょう。なお、紹介する内容は、2024年12月現在の情報となっています。実際の所要時間や費用はあらかじめホームページなどで確認しましょう。
沖縄美ら海水族館から那覇空港へのアクセス

沖縄美ら海水族館は、沖縄本島の北部、本部半島の海洋博公園内にあります。海洋博公園はほかにも、海洋文化館や熱帯・亜熱帯都市緑化植物園、おきなわ郷土村など多数の施設がある国営公園です。
沖縄美ら海水族館からは、バスで那覇空港へ向かうのが便利です。バスは、「空港リムジンバス」「沖縄エアポートシャトル」もしくは「やんばる急行バス」の3種類です。空港リムジンバスは2,550円、それ以外のバスは2,000円となり、所要時間は2時間~2時間30分ほどです。飛行機の時間や目的に合わせて利用しましょう。タクシーで向かう場合は、約2時間、高速代は別で約18,000円となります。
国際通りから那覇空港へのアクセス

那覇市のメインストリートである「国際通り」で、ショッピングや食事をする予定の人も多いでしょう。国際通りから那覇空港へは、バス、もしくはゆいレールの利用が便利です。
国際通り方面からは、琉球バスや東京バスのウミカジライナー・ハーレーエクスプレスなど複数のバス会社の路線が走っています。空港までの所要時間は路線によって異なるものの、約15分で、料金は240円~260円です。県庁北口バス亭から乗車します。クシーを利用した場合は、道路状況にもよりますが15分ほど、約1,500円で到着できるでしょう。
ゆいレールを利用する場合は「県庁前駅」が国際通り南側の入り口となります。那覇空港駅へは6駅、所要時間はおよそ13分で運賃は270円です。
首里城から那覇空港へのアクセス

沖縄といえば、赤い外壁に華やかな装飾がされた「首里城」に行ってみたいという人もいるでしょう。残念ながら現在は、2019年の火災により焼失した正殿の復元工事中で、かつての完全な姿を見ることはできません。しかし、焼失を免れた歴史的建造物や復元工事の様子を見学できるほか、さまざまなイベントも開催されているため、十分楽しむことができるでしょう。首里城からは、バスやゆいレールの利用が便利です。
バスを利用する場合は、首里城から徒歩10分ほどの場所にある山川バス停から那覇空港まで行けます。バスの所要時間は32分ほどで、運賃は260円となります。なおタクシーではおよそ30分、2,500円ほどで那覇空港まで行くことが可能です。
ゆいレールの首里駅は、首里城のある首里城公園の東側に位置します。那覇空港駅から14駅目にあたり、所要時間は27分ほど、運賃は340円です。
瀬長島ウミカジテラスから那覇空港へのアクセス

「瀬長島ウミカジテラス」は那覇空港の南側に位置するリゾート施設で、グルメやショッピング、レジャーなど1日楽しめます。瀬長島ウミカジテラスから那覇空港への主な交通手段は、1時間に2本走るウミカジライナーです。また、那覇空港へ直通の瀬長島ホテルエアポートリムジンも、土日祝日のみ1日6往復しています。どちらも那覇空港までは20分ほどで、料金は250円です。タクシーを利用した場合は、交通事情にもよりますが15分ほど、1,800円前後で行けるでしょう。
那覇空港の駐車場について

那覇空港には、ゆいレール那覇空港駅と旅客ターミナルビルの間に、P1、P2、P3の3つの立体駐車場が並んでいます。
30分以内は駐車無料で30分以上~1時間未満は300円、1時間30分未満は450円、以降7時間30分までは30分ごとに100円加算される仕組みです。それ以降は、24時間未満までが1,600円、24時間ごとの加算料金が1,500円となっています。
収容台数はP1が621台、P2が625台、P3が1,226台の計2,472台です。ただし、時間帯によってはすべての駐車場が満車となる可能性があるため、事前に那覇空港が発表している駐車場混雑予想をチェックしておくと良いでしょう。
駐車場 | 収容台数 | 営業時間 | 料金 |
---|---|---|---|
P1 | 621台 | 6:00~24:00 (18時間) |
30分未満:無料 30分以上1時間未満:300円 1時間以上1時間30分未満:450円 1時間30分以上~:30分ごと100円加算 7時間30分以上24時間未満:1,600円 24時間ごとの加算料金:1,500円 |
P2 | 625台 | ||
P3 | 1,226台 |
なお、那覇空港駐車場や空港周辺の道路は非常に渋滞しやすくなっています。車で那覇空港を目指す場合は、時間に余裕をもって出発しましょう。
また、沖縄本島の中部・北部から那覇空港へ向かう場合は、空港駐車場ではなく、ゆいレールのてだこ浦西駅直結の「てだこ浦西駅パークアンドライド駐車場」への駐車もおすすめです。てだこ浦西駅からはゆいレールで40分ほど。渋滞予測をする必要もなく、スムーズに移動できるでしょう。
那覇空港のレンタカーについて

沖縄では、レンタカーを借りて自分のペースで観光地を回りたいと考える人もいるでしょう。那覇空港には、1階到着ロビーにレンタカー案内所があります。複数のレンタカー会社を選べますが、店舗自体は空港内にはなく、レンタカー会社の送迎バスに乗って、各会社の最寄りの店舗まで移動した後、レンタカーを借りるケースが多いようです。そのため、あらかじめレンタカーの予約をし、搭乗する便名や到着時間を伝えておいた方がスムーズに移動できるでしょう。なお送迎バスは、1階国内線到着ロビーを出て横断歩道をわたると停まっています。
那覇空港付近の観光地
那覇空港周辺には、さまざまな観光地があります。その中から、ショッピングや食事を楽しめる施設と自然を満喫できる観光地を紹介します。
那覇市第一牧志公設市場

長年、那覇市民・沖縄県民の台所として親しまれているのが、「那覇市第一牧志公設市場」です。2023年3月に建て替え工事が終わり、新店舗で再オープンを果たしました。国際通りから市場本通りを入った、非常ににぎやかな場所にあります。ゆいレールの最寄り駅は牧志駅で徒歩9分ほど、県庁前駅や美栄橋駅からも徒歩圏内となっています。
1階の市場で購入した食材を、2階の食堂で調理してもらうこともできるため、新鮮な食材をよりおいしく味わうことが可能です。沖縄ならではの料理を堪能してみてはいかがでしょうか?
【那覇市第一牧志公設市場】
〒900-0014 沖縄県那覇市松尾2-10-1
営業時間:8:00~22:00(店舗によって営業時間は異なる)
定休日:12月を除く毎月第4日曜日・旧暦1月1日~2日・旧盆の後2日
入場料:無料
沖縄アウトレットモール あしびなー

現代のあしびなー(遊ぶ庭)を再現した「沖縄アウトレットモールあしびなー」は、およそ100あまりの人気ブランドが入るアウトレットモールです。那覇空港からは那覇バスで18分ほどの距離にあります。ファッションアイテムだけでなく、カフェやレストランも入っているため、1日ゆっくり時間をかけて回るのもおすすめです。
DATA -------------------------------------
【沖縄アウトレットモール あしびなー】
〒901-0225 沖縄県豊見城市豊崎1-188
営業時間:10:00~20:00(店舗によって営業時間は異なる)
定休日:年中無休
玉泉洞

「玉泉洞」は、おきなわワールド内にある、沖縄最大の鍾乳洞です。「おきなわワールド」は、渋滞などがなければ那覇空港から車でおよそ30分の位置にある沖縄の魅力を満喫できるテーマパークです。「青の泉」と呼ばれるエリアでは、美しく光るリムストーンに自然の神秘を感じることができます。また、鍾乳石の数は、国内最大級の100万本以上ともいわれています。さまざまな鍾乳石があるため、それぞれの違いをじっくり堪能してみましょう。
DATA -------------------------------------
【玉泉洞】
〒901-0616 沖縄県南城市玉城字前川1336番地
営業時間:9:00~17:30(最終受付16:00)
定休日:年中無休
入場料:大人(15歳以上)2,000円、子ども(4歳~14歳)1,000円
ガンガラーの谷

おきなわワールドに行った際に、足を延ばしていただきたいのが、すぐそばにある「ガンガラーの谷」です。ガンガラーの谷は、数十万年前の鍾乳洞が崩れたことでできた谷で、その広さは1万4,500坪もあります。1kmほどの緑が生い茂る亜熱帯の森をゆっくり散策すれば、自然の神秘を感じられるでしょう。なお、ガンガラーの谷に入場するためには、ツアーに参加する必要があります。前日17時までに予約をしましょう。
DATA -------------------------------------
【ガンガラーの谷】
〒901-0616 沖縄県南城市玉城字前川202番地
定休日:年中無休
ツアー料金:大人2,500円、中学生以上の学生1,500円(学生証提示が条件)、小学生以下は保護者同伴で無料
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まとめ

いかがでしたか? 沖縄本島南部に位置する那覇空港周辺には、多くの観光地がありますが、那覇空港までの移動手段も複数あるため安心です。主なアクセス手段は、バスやモノレールとなります。
ただし、那覇空港周辺は渋滞しやすいエリアなため、飛行機に乗る際は時間に十分余裕をもって移動しましょう。渋滞が関係ないモノレール「ゆいレール」を利用するなど、工夫しながら沖縄の旅を楽しんでください。