国際線のチェックインは何時間前までにすべき?空港での手続きの流れと時短のコツを解説

更新日:2025年11月18日

国際線のチェックインは何時間前までにすべき?空港での手続きの流れと時短のコツを解説

「国際線の空港には出発何時間前に行けばいい?」「手続きの流れが不安…。」など海外への移動に慣れていないと空港での手続きに不安を感じるかもしれません。国際線では、チェックイン後に保安検査や出国審査など国内線にはないステップを踏む必要があります。そのため、時間に余裕を持たずに空港へ向かうと、手続きが間に合わず搭乗できなくなってしまうかもしれません。この記事では、国際線搭乗時に空港に到着すべき時間の目安や、搭乗手続きの時間を短縮するポイントをまとめています。事前に流れを把握し、余裕を持って搭乗できるようにしておきましょう。

目次

国際線は何時間前にチェックインが必要?

国際線は何時間前にチェックインが必要?

国際線を利用する際の搭乗手続きは、出発時刻の1~2時間前までに済ませることをおすすめします。搭乗券を受け取ったあとにも、保安検査や出国審査など複数の手続きが控えているためです。これらの手続きや、搭乗口への移動にも時間がかかることを考慮し、チェックインは早めに済ませる必要があります。余裕をもって行動するためにも、空港へは約3時間前に到着しておくと安心です。

国際線で時間に余裕を持ったチェックインが必要な理由

国際線で時間に余裕を持ったチェックインが必要な理由

国際線を初めて利用する場合、手続きなどの内容がわからず不安に感じるかもしれません。ここでは時間にゆとりをもってチェックインすべき理由を解説します。

厳重な保安検査の実施

安全確保の観点から、国際線の保安検査はより細かく行われる傾向にあります。例えば化粧品や飲み物を機内に持ち込む際は、100ml以下の容器に移し、容量1L以内の透明ジッパー袋にまとめる必要があります。準備不足だと検査場で荷物を整理しなおす必要があり、想定以上の時間を費やすことも考えられるでしょう。

出国審査での本人確認

国際線では保安検査を受けた後、出国審査カウンターでパスポートと搭乗券を提示して本人確認をしなければなりません。近年は自動化ゲート(事前登録要)や顔認証ゲートが普及し、比較的スムーズに出国審査を受けられますが、便が集中する時間帯や繁忙期には列が長くなる可能性があり、時間ロスにつながってしまいます。

大規模な空港での移動

羽田空港や成田空港、関西国際空港のように規模の大きい空港は内部が広い構造となっています。ターミナル間を移動する場合は、専用のシャトルを利用しなければならず、チェックインカウンターへたどり着くまでに時間がかかるケースもめずらしくありません。チェックインの時間に間に合わせるためにも、早めの行動を心がけましょう。

【航空会社別】国際線のチェックインする時間の目安

【航空会社別】国際線のチェックインする時間の目安

チェックインの締め切り時刻は航空会社ごとに異なります。代表的な航空会社の基準は以下のとおりです。

航空会社 空港カウンターでの締切時間
全日本空輸(ANA) 出発の60分前
日本航空(JAL)
ピーチ(APJ) 出発の50分前
ジェットスター(JJP) 出発の45分前

ここで示す内容は一般的な目安であり、利用する空港や路線によっては条件が変わることもあります。最新の規定は必ず航空会社の公式サイトで確認しましょう。締め切りの時間に遅れてしまうと搭乗できない場合があるため、ゆとりを持って空港に向かい、早めにチェックインを済ませることが重要です。

空港到着から国際線搭乗までの流れ

空港到着から国際線搭乗までの流れ

チェックイン後のイメージをつかむために、到着から搭乗までの流れを所要時間の目安とともに見ていきましょう。

STEP1チェックインと手荷物の預け入れ(約20~40分)

空港に到着したら、フライト案内板で自分の便のカウンター番号を確認し、パスポートとeチケットを提示して搭乗券を発行します。機内に持ち込まないスーツケースなどは、このタイミングで預けることになります。

STEP2保安検査(約20~40分)

空港の保安検査場に到着したら、最初に係員へ搭乗券を提示します。その後、手荷物や上着などをトレーに載せ、検査機に通しましょう。ご自身は金属探知機を通り抜け、必要に応じて追加の検査を受ける流れとなります。注意したいのが、保安検査場の通過にも締め切り時刻が定められている点です。国際線は出発時刻の30分前までに通過するよう案内されることが多く、国内線に比べて早めに向かわなければなりません。

STEP3税関申告と出国審査(約15~30分)

保安検査を通過したあとは税関と出国審査です。税関は、100万円を超える現金や外国製品の時計やネックレスなどを持ち出す際に申告手続きを行う場所です。該当がない場合はそのまま出国審査へ進むことになります。出国審査では、パスポートと搭乗券を係員に渡して本人確認を受けます。近年は、パスポートのICチップと顔認証技術を用いた顔認証ゲートや指紋認証ができる自動化ゲートが増えており、待ち時間を短縮することができます。

STEP4搭乗ゲートへ移動・搭乗開始

出国審査を終えれば、いよいよ出発エリアに入ります。ここは搭乗前の最後のエリアとなり、免税店や売店などが並んでいます。出発エリアでは、搭乗券に記載されているゲート番号と搭乗開始時刻を改めて確認しましょう。近くの案内表示板でも便名とゲート番号を照らし合わせておくと万全です。搭乗ゲートが遠い場合も考慮し、遅くとも案内が始まる時刻までにはゲートに到着していると、余裕をもって搭乗できるでしょう。

国際線のチェックイン時間を短縮する3つのコツ

国際線のチェックイン時間を短縮する3つのコツ

空港での手続きはなるべくスムーズに終わらせたいところ。ここからは、空港での時間を短縮したい人に向けて、3つのコツを紹介します。空港での手続きを効率化し、時間に余裕をもって飛行機に搭乗できるようにしましょう。

オンラインチェックインを活用する

多くの航空会社では、出発の24時間前からスマホやPCを使ってチェックインが可能です。事前に搭乗手続きを済ませておけば、当日に空港のカウンターに長時間並ぶ必要がなくなります。預け荷物がある場合も、オンラインチェックインを済ませている人専用のレーンを利用できるため、スムーズに手続きを進められるでしょう。

自動チェックイン機を利用する

オンラインチェックインを使用しなくても、空港に設置された自動チェックイン機を使えば、パスポートをかざすだけで簡単に搭乗券の発行ができます。カウンターに並ぶ時間を短縮できるため、混雑時にも効率的にチェックインが可能です。操作は画面の指示に従うだけで簡単なので、PC操作が苦手な人でも安心して利用できます。さらに、荷物を預ける場合は「自動手荷物預け機」と併用できるので、チェックインから荷物を預けるまでの時間を短縮できます。

空港の混雑時期・時間帯を避ける

夏休みや年末年始などの繁忙期は空港全体が混雑します。平日の午前中は出張利用者が集中し、検査場も混み合う可能性があります。スケジュール調整ができるのであれば、なるべく混雑する時間帯を避けて手続きをスムーズに行いましょう。

国際線のチェックインに間に合わない時の対処法

国際線のチェックインに間に合わない時の対処法

電車の遅れや体調不良など、予期せぬ事態で空港への到着が遅れることも考えられます。
到着がギリギリになりそうな場合は、遅れる前に航空会社の空港カウンターへ連絡を入れましょう。事情を話せば、待ってもらえる可能性があります。最後まで諦めず、まずは早めに相談することが大切です。なお、締め切り時刻に遅れてしまった場合、予約していた便に乗れる可能性は低くなります。その後の対応は、購入した航空券の料金プランや航空会社のルールによって変わり、追加料金を払って次の便に振り替えてもらえることもあれば、航空券自体が使えなくなってしまうこともあります。乗り遅れてしまった場合の対処法についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。まずは航空会社のカウンターで、どのような選択肢があるか確認してみましょう。

国際線チェックインに関するよくある質問

国際線チェックインに関するよくある質問

ここからは、国際線のチェックインに関するよくある質問について解説します。

国際線のチェックインは何時間前からできる?

利用する航空会社によって違いはありますが、空港カウンターでの手続きは、出発時刻の2時間半~3時間前から始まるのが一般的です。これは、保安検査や出国審査が混み合っていても、余裕をもって通過できるよう考慮された時間設定となります。より早く手続きを済ませたい場合は、出発24時間前から可能なオンラインチェックインが便利です。前日に自宅などで手続きを完了させておけば、当日の空港での時間を有効に使えます。

空港での待ち時間はどう過ごすのがおすすめ?

すべての手続きを早く終えたら出発までの時間を満喫しましょう。出国審査後のエリアにある免税店では、限定品の化粧品やお酒、ブランド品が販売されています。旅先で食べるお菓子を探すのもよいかもしれません。対象のクレジットカードを持っているなら、専用ラウンジの利用もおすすめです。無料のドリンクや軽食を楽しみながら、フライトまでの時間をリラックスして過ごしましょう。

まとめ

まとめ

いかがでしたか?国際線を利用する際は時間に余裕を持つためにも出発の約2時間前までにチェックインを完了させておくと安心です。国内線とは異なり、出国審査をはじめとする追加の手続きがある点を理解しておく必要があります。さらに、オンラインチェックインを事前に行っておけば、当日の待ち時間を短縮でき、空港内での時間を効率的に活用できます。全体の流れを事前に把握し、早めに行動すれば、搭乗に遅れる不安を減らせるでしょう。

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