大阪の新劇場「ＳｋｙシアターＭＢＳ」へのアクセスをご紹介！交通手段・所要時間・料金について解説。空港からの行き方も！

ＳｋｙシアターＭＢＳの概要

撮影　伊藤彰 / アイフォト

JR大阪駅前の「ＪＰタワー大阪」5～8階に位置し、アクセス至便なＳｋｙシアターＭＢＳ。⻑く劇場運営に携わってきたＭＢＳグループが、観客やスタッフの声を集め、数年かけて計画を進めてきた劇場だけに、細部にまで工夫が施されています。客席の座り心地や劇場設備など詳しくご紹介します。

座席へのこだわりがすごい

撮影：古川泰造

⻑時間の観劇でもストレスを感じない「快適な劇場空間」を目指した客席は、座席の座り心地も優れています。座面シートの先、膝を折るところは細身設計になっていて、膝裏を圧迫しない造り。背もたれは腰を包み込むような丸みがあり、心地よいフィット感。ひじ掛け部分のシートは切れ込みが施され、その隙間にスッと膝を滑り込ませられるので、後から来た方のために立ち上がって通路を空けなくていいのが嬉しいです。座席幅や足を伸ばす前方幅も狭すぎず、足元に荷物を置いても気にならない広さが保たれています。

施設情報

「ＳｋｙシアターＭＢＳ」
所在地：大阪市北区梅田3-2-2 ＪＰタワー大阪6F
URL：https://stm-mle.jp/

話題の公演を上演

ＳｋｙシアターＭＢＳは藤原⻯也さんが破天荒な歌舞伎役者を演じた新作、Ｓｋｙ presents 舞台『中村仲蔵～歌舞伎王国 下剋上異聞～』で2024年3月27日、華やかに開場。脇花道まで使った勢いのある演出で大変盛り上がりました。その後も注目のミュージカルや演劇作品、コンサートなど多彩なステージが続々と登場。9月以降も、日米合作ブロードウェイミュージカル『RENT』、NODA・MAP第27回公演『正三角関係』、京都出身の人気劇団であるヨーロッパ企画第43回公演『来てけつかるべき新世界』、ミュージカル『三銃士』、世界の演劇賞を席巻したDaiwa House presents ミュージカル『ビリー・エリオット～リトル・ダンサー～』など、幅広いラインナップとなっていて今後も目が離せません。

収容人数と座席からの見え方

ＳｋｙシアターＭＢＳの客席は2層式で、1階席は871席、A列～Z列までの全26列あり、2階席は418席、2A列～2K列の全11列あります。総席数は1289席。客席前方にオーケストラピットを設ける場合は、1階席が92席減り779席となります。横は3ブロックに分かれ、中央ブロックの座席は前列の観客と重ならない千鳥配置なので、どこに座っても視界は良好。また、1階の舞台最前部から2階最後列まで32mという距離を実現、客席と舞台との一体感を重視した構造で臨場感があり、最新の音響設備を整えています。

ロビーにはカフェもあり

撮影：古川泰造

劇場のテーマは「エバーグリーン」。エントランスから劇場に入ると、天井高まで一面ガラス張りの明るいロビー空間が広がり、芝生のような緑色の絨毯や優雅なアール階段が目に入ってきます。窓の向こうには、多くの鉄道が行き交う活気溢れる北梅田の眺め。ロビーにはカフェが併設され、ソフトドリンクや、ビールといったアルコール、サンドウィッチなどの軽食を、開演前や幕間に楽しめます。なお客席内は飲食禁止なので、ロビーでゆっくり味わってください。ロビーには100円リターン式のコインロッカーが、大型18個・小型30個備えつけられています。

「ＫＩＴＴＥ大阪」がオープン！

2024年7月31日にグランドオープンし、話題沸騰の商業施設「ＫＩＴＴＥ(キッテ)大阪」が同ビル内にあるので、開演前や終演後にぜひ足を運んでみてください。ＳｋｙシアターＭＢＳのエントランスは「ＫＩＴＴＥ大阪」6階フロアなので、行き方としてはエスカレーターやエレベーターですぐ。沖縄、北海道、北陸など日本各地のアンテナショップが並ぶ2階のフロアも楽しいですが、特に飲食店が充実。4・5階レストランフロアのほか、"大人のたまり場"をコンセプトとした地下1階の「うめよこ」には、フレンチバルやラーメン店、関⻄初出店となる北海道の人気デザートカフェ「ミルク&パフェ よつ葉ホワイトコージ」などが並び注目です！

ＳｋｙシアターＭＢＳは大阪駅から直結

JR 大阪駅は京都や神戸方面からも一本の路線でつながっている、大阪の表玄関。ＳｋｙシアターＭＢＳはこのJR大阪駅⻄口改札から直結し、すぐに劇場の6階フロアにつながるエレベーター4基やエスカレーターがあります。また、JR大阪駅のサウスゲートビルディング方面から出ると歩行者デッキがあり、ここを進むと「ＫＩＴＴＥ大阪」の2階とつながっているので便利。屋根があり雨でも濡れずに劇場へたどり着けるのは嬉しいですね。ほかにもJR東⻄線「北新地駅」、大阪メトロ(地下鉄)の四つ橋線「⻄梅田駅」・御堂筋線「梅田駅」・谷町線「東梅田駅」。さらに阪神電車「大阪梅田駅」、阪急電車「大阪梅田駅」と、計7つの駅から徒歩圏内という立地の良さを誇っています。

主要空港からのアクセス

ＳｋｙシアターＭＢＳの最寄り駅であるJR「大阪駅」へ向かうことができる主要空港は3つあります。日本における⻄の国際的な玄関口である「関⻄国際空港」と、2020年に新しく生まれ変わった「伊丹空港(大阪国際空港)」、そして、マリンエアの愛称でも知られる「神戸空港」です。ここでは、関⻄の3つの空港からＳｋｙシアターＭＢＳへのアクセスを紹介します。

関⻄国際空港

関⻄国際空港からＳｋｙシアターＭＢＳの最寄り駅であるJR大阪駅へ向かうには、電車とリムジンバスがあります。電車の場合は、JR関⻄空港駅から「関空快速」に乗車すると乗換なしで移動することができます。移動時間は約1時間10分、運賃は1210円です。また、「特急はるか」を利用すれば約50分(別途特急券1200円/自由席が必要。指定席などもあり)で到着します。
リムジンバスを利用する場合は、関⻄空港第1ターミナルの「5番のりば」から乗車。ハービス大阪で下車します。約1時間10分で到着します。運賃は1800円です。ハービス大阪前の道を挟んで目の前が、ＳｋｙシアターＭＢＳのあるＪＰタワー大阪です。

伊丹空港(大阪国際空港)

伊丹空港(大阪国際空港)からＳｋｙシアターＭＢＳへ向かうには、電車2パターンとリムジンバスがあります。電車の場合は、大阪モノレールで千里中央駅に向かい、Osaka Metro御堂筋線に乗り換えて梅田駅を目指すパターン(約40分/720円)と、大阪モノレールで蛍池駅に向かい、阪急電車に乗り換えて大阪梅田駅を目指すパターン(約30分/440円)です。
リムジンバスの場合は、空港の「9番のりば」から乗車し、ハービス大阪で下車します。約25分で到着します。運賃は650円です。ハービス大阪前の道を挟んで目の前が、ＳｋｙシアターＭＢＳのあるＪＰタワー大阪です。

神戸空港

神戸空港からＳｋｙシアターＭＢＳへ向かうには、電車とリムジンバスがあります。電車の場合はポートライナーで「三宮駅」に向かい、JR「三ノ宮駅」に乗り換えます。そこから新快速で大阪駅へ。約43分、運賃は760円です。
リムジンバスの場合ですが「神戸空港 Airport Limousine」が運行しています。「2番のりば」から発着しており、乗車時間は約1時間10分、運賃は1000円。予約制ではなく定員制となっています。1日2本ほどと本数が少ないため、時間に余裕がない場合は、電車を利用するのが良さそうです。

各地からのフライト時間

北海道からのフライト時間

新千歳空港から大阪国際空港(伊丹空港)へのフライト時間は約2時間。ANA、JALが運航しています。航空券は時期と時間帯によって変動はありますが、最安値は片道10000円台です。新千歳空港から関⻄国際空港へのフライト時間は約1時間20分で、ANA、JAL、ジェットスター、Peachが運行。最安値はPeachの利用で片道8000円台です。神戸空港へのフライト時間は約2時間で、ANA、スカイマーク、AIRDOが運航。最安値は片道10000円台です。

東京からのフライト時間

羽田空港から大阪国際空港(伊丹空港)へのフライト時間は約1時間10分。ANA、JALが運航しており、時期と時間帯によって変動しますが、最安値は片道10000円台です。また羽田空港から関⻄国際空港へのフライト時間は約1時間25分でANA、JAL、スターフライヤーが運航。最安値は片道9000円台です。神戸空港へのフライト時間は約1時間15分で、ANA、スカイマークが運航。最安値は片道8000円台です。

福岡からのフライト時間

福岡空港から大阪国際空港(伊丹空港)へのフライト時間は、約1時間～1時間20分と便によって幅があります。ANA、JAL、アイベックスが運航し、時期と時間帯によって変動しますが、最安値は片道7000円台です。福岡空港から関⻄国際空港へのフライト時間は約1時間10分で、Peachが運行しており最安値は5000円台です。福岡空港から神戸空港へのフライトはありません。

関西への航空券をチェック

関西国際空港行きの人気路線

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まとめ

最も賑やかな大阪の中心地・JR大阪駅に直結し、飛行機や新幹線を使ってのアクセス、宿泊施設の数なども充実している、理想的な「ＳｋｙシアターＭＢＳ」。2024年に開業した大型商業施設「ＫＩＴＴＥ大阪」の中にあり、このエリアは今、大阪のホットスポットとして多くの人が訪れているので、駅直結とはいえ少し時間をもって訪れ、ロビーの開放感などゆっくりと新劇場の雰囲気を味わってください。観劇後はエレベーターを利用してすぐに帰るのもいいですが、劇場エントランスを出ると広がるバラエティに富んだ店舗を見て回り、レストランなどで観劇・鑑賞の余韻を楽しむのがおすすめです。