【2026年最新】JALとANAの違いを徹底比較!運賃・手荷物・マイルの新ルールまで解説

更新日:2026年9月24日 公開日:2022年5月30日

JALとANAの違いを徹底比較

【結論】JALとANAの違いは、路線網・運賃体系・マイルの貯めやすさに表れています。2026年にはANAの運賃が「シンプル・スタンダード・フレックス」の3タイプに、手荷物のルールも新しい基準に変わりました。よく使う空港や重視するポイントに合わせて選ぶのがおすすめです。

日本の航空会社と聞いて真っ先に思い浮かぶのが、JAL(日本航空)かANA(全日本空輸)のどちらかではないでしょうか。しかし、名前はパッと頭に浮かんでも、普段あまり飛行機を利用しない場合、「両社の違いについてそこまで詳しく知らない」という方も多いと思います。

ここでは、会社のあらましやサービス、料金、マイルの比較など、JALとANAの違いについてご紹介しましょう。

目次

2大航空会社JALとANAとは?

2大航空会社JALとANAとは?

JALについて

JALは、ANAよりも1年早く1951年に設立された日本で最も長い歴史を持つ航空会社です。
国内線、特に地方空港に強くANAが運航していない様々な地方空港に便を出しています。またコロナ禍でもいち早く運航停止中だった路線を再開させるなど有事に強い航空会社と言われています。
航空業界はもとより、日本を牽引する企業として確固たる地位を確立しています。

ANAについて

太平洋戦争によって壊滅した日本の航空産業を再興させるべく、1952年に「日本ヘリコプター輸送株式会社」として設立されたのがANAです。
純民間の航空会社として立ち上がり、今ではシェア約50%の国内線を軸とした強固な事業基盤を築き上げ、国内トップクラスの輸送規模を誇っています。2016年には、国内線・国際線ともに本邦No.1(売上高・座席キロ・旅客キロ・旅客数)となりました。
名実ともに日本一の航空会社へと成長を遂げた今も、さらなる顧客満足と新たな価値の創造に注力し、世界のリーディングエアライングループを目指し続けています。

JALとANAの違いを徹底解説!

JALとANAの違いを徹底解説!

路線の違い「ANAのみ」「JALのみ」の空港も

国内のほとんどの主要空港で、JAL、ANAのどちらも就航しています。山形、松本、南紀白浜、出雲などはJALのみ運航、稚内、紋別、帯広、能登、富山、鳥取、米子などはANAのみ運航しています。
JAL、ANAともに自社便がない場合は、提携するエアラインの運航便でコードシェア(共同運航)するなどしてカバーしています。
例を挙げると、静岡空港にはJALが就航していないのですが、フジドリームエアラインと提携し、コードシェア便を就航することで路線網を確保しています。なお、JAL、ANAのどちらか一方しか就航していない都市でも、「JALが山形空港、ANAが庄内空港」といった風に、それほど遠くない距離に運航している場合があります。

国際線の路線網にもそれぞれの特徴あり

海外旅行や海外出張に行く場合、JAL、ANAそれぞれの国際線の路線網についても軽く調べておくと便利です。
たとえば、ハワイ方面の場合はANAよりJAL系の方が路線や便が多く、東南アジア方面に関してはJAL系に比べてANAの方が路線が充実しています。

料金の違い

航空チケットを購入するとなった時、気になるのは料金ですよね。
以前は「◯日前」ごとの早割価格が決まっていましたが、現在はANA・JALともに運賃タイプを選んでから購入時期で金額が変わる仕組みに変わっています。まずはタイプごとの違いを見てみましょう。

JAL

運賃タイプ 予約期限 変更 取り消し手数料(出発前)
スペシャルセイバー 搭乗28日前まで 不可 55日以上前:約5%/54日前~出発前:約50%
セイバー 搭乗前日まで 不可 約5%
往復セイバー 搭乗前日まで 不可 55日以上前:約5%/54日前~出発前:約50%
フレックス 搭乗当日まで 可(無料) 無料

ANA

運賃タイプ 予約期限 変更 取り消し手数料(出発前)
シンプル 前日まで 不可 ~45日前:約20%/44~28日前:約40%/27日前~出発前:約60%
スタンダード 前日まで 可(有料) ~45日前:約10%/44~28日前:約20%/27日前~出発前:約30%
フレックス 当日まで 可(無料) 500円

どちらの航空会社も、早めに予約するほど安いタイプを選びやすくなる点は共通です。ただし正確な金額は路線・時期によって変わるため、購入前に各社の公式サイトで最新の料金をご確認ください。

➤予約の取り消しをする場合の注意点

ANAは運賃タイプによって取消手数料が変わり、出発が近づくほど割合が上がっていきます(シンプルは最大約60%、スタンダードは最大約30%、フレックスは出発前なら500円のみ)。
JALはスペシャルセイバーが出発54日前を境に手数料が約5%から約50%に跳ね上がるので注意が必要です。セイバーは一律約5%、フレックスは出発前なら無料です。

機内持ち込み手荷物の違い

飛行機に乗る際、機内に持ち込める手荷物にはサイズ・重さ・個数の決まりがあります。JAL・ANAともに、国土交通省航空局の要請を受けて定期航空協会が策定した「業界統一ガイドライン」に基づいており、基本的なルールは共通です。

項目 内容
個数 「手荷物」1個+「身の回り品」1個の合計2個まで
重量 手荷物と身の回り品をあわせて合計10kg以内
サイズ(100席以上の機材) 3辺合計115cm以内、かつ各辺55cm×40cm×25cm以内
サイズ(100席未満の機材) 3辺合計100cm以内、かつ各辺45cm×35cm×20cm以内
収納場所 手荷物は座席上の棚または前の座席下、身の回り品は前の座席下のみ
サイズの測り方 ハンドル・キャスターなどの突起部分も含む

身の回り品については、ANAは「40cm×30cm×20cm以内」とサイズが明記されていますが、JALは「前の座席下に収納できる大きさ」という案内にとどまっています。ハンドバッグやショルダーバッグ程度のサイズであれば、どちらの基準でも問題なく収まります。
ベビーカーを持ち込む場合はJALの案内が詳しく、身の回り品以外の手荷物は持ち込めないことに加え、機内での使用もできません。特に100席未満の小型機を利用する場合は、貨物室に預けるか他の交通手段を検討するよう案内されています。

両社の機材の座席数についてもまとめました。

航空会社 100席未満の機材 100席以上の機材
JAL E70・E90・DH4・AT4・AT7(JAIR・JAC・HAC・RACが運航) B777・B787・B767・A350・B737(73H)など
ANA DHC-8-400・CRJ700・ATR42-600・ATR72-600
※なおDHC-8-400も2026年度以降順次退役が発表されています。
B777・B787・B767・A321・A320・B737-800など

機内サービスの違い

JAL、ANAでは、機内サービスとして無料で様々な飲み物(お茶、コーヒー、ミネラルウォーターなど)を提供しています。両社ともに普通席の場合は、無料での機内食の提供はありません。
ANAの場合は、「有料ドリンク・スナックサービス」を利用することが可能です。

・JALの無料ドリンク
JALオリジナルドリンク「スカイタイムももとぶどう」、コーヒー(温・冷)、コンソメスープ、アップルジュース、緑茶、コーラ、ミネラルウォーター

・ANAの無料ドリンク
コーヒー(温・冷)、ANAオリジナルビーフコンソメスープ、アップルジュース、日本茶(温・冷)、コーラ、ミネラルウォーター

※JAL、ANAともに、路線によって取り扱っていないドリンクもあります。

Wi-Fiの利用が可能

JAL、ANAともに機内でWi-Fiを利用することができ、映画やドラマ、アニメ、バラエティ番組などの動画を視聴できます。JALはすべての自社機材で無料利用できますが、J-AIR・JAC・RAC・HACが運航する便では利用できません。ANAでは一部Wi-Fi対象外となる便があるため、確認が必要です。機内Wi-Fiは利用者が多いと一時的に速度が落ちることもありますが、便利で好評を博しています。

➤子供にはおもちゃを進呈

JALもANAも、子供には飛行機模型などのおもちゃやグッズがプレゼントされ、形に残る旅の思い出として喜ばれています。
なお、CA(キャビンアテンダント)やグランドスタッフをはじめ乗客に対応するスタッフ陣は、JAL、ANAともに人材育成に徹底して注力していることもあり、丁寧な対応に定評があります。

ラウンジの違い

国内外の主要空港に設置され、乗客に様々なサービスを提供する待合室が「ラウンジ」です。搭乗前の利用が基本ですが、一部のラウンジは搭乗後にも利用できます。
空港のラウンジで提供されるサービスは、アルコール類を含む各種ドリンクや食事、携帯充電器やパソコンの貸し出しなど様々で、各ラウンジによって内容が異なります。利用条件は、ファーストクラス、ビジネスクラスに搭乗する人や航空会社の上級会員、空港ラウンジサービスが付帯したクレジットカードの所有者であることです。なお、利用料を支払えば、誰でも利用できるラウンジもあります。
航空会社が運営するラウンジの多くは制限区域内や搭乗口の近くに設けられていることが多く、フライト前後の時間を有意義に使いたい人にぴったりです。

➤JALのラウンジ

ファーストクラスに搭乗する方は、通常は「サクララウンジ」が利用できますが、新千歳空港、羽田空港、伊丹空港、福岡空港、那覇空港では、上位ラウンジの「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」が利用できます。同ラウンジではソフトドリンクやアルコール類を無料で味わえ、Wi-Fiやシャワーの利用も可能です。なお、サクララウンジは有料(1名3,000円)での利用もできます。専用ラウンジの設置空港は下記になります。

<ダイヤモンド・プレミアラウンジ設置空港>
新千歳空港、羽田空港、伊丹空港、福岡空港、那覇空港

<サクララウンジ設置空港>
新千歳空港、仙台空港、羽田空港、成田空港、小松空港、伊丹空港、広島空港、岡山空港、松山空港、福岡空港、鹿児島空港、那覇空港

<共用ラウンジ設置空港>
青森空港、中部国際空港(名古屋)、関西国際空港(JAL・ANA共用の「ラウンジKANSAI」)、宮崎空港、熊本空港

➤ANAのラウンジ

通常は「ANAラウンジ」を利用することになりますが、新千歳空港や羽田空港、那覇空港などでは「スイートラウンジ」も利用できます。また、新千歳・羽田・伊丹・福岡・那覇の5空港では「有料ラウンジサービス」(1名4,000円、2歳未満は無料)で「ANAラウンジ」を利用することができます。専用ラウンジの設置空港は下記になります。

<スイートラウンジ設置空港>
新千歳空港、羽田空港、伊丹空港、福岡空港、那覇空港

<ANAラウンジ設置空港>
新千歳空港、仙台空港、羽田空港、成田空港、伊丹空港、小松空港、岡山空港、広島空港、松山空港、鹿児島空港、福岡空港、那覇空港

<共用ラウンジ設置空港>
中部国際空港(名古屋)、関西国際空港(JAL・ANA共用の「ラウンジKANSAI」)、宮崎空港、熊本空港

マイル・カードの違い

マイルって何?

マイルとは、飛行機に乗った距離に応じて貯まっていく航空会社のポイント。同様の言葉に「マイレージ」や「マイレージプログラム」があり、これらはポイントプログラムそのものを指しています。
貯めたマイルは航空チケットと交換したり、座席をアップグレードしたり、商品への交換や買い物の支払いなど、いろいろな使い道があります。

JAL、ANAともにマイルの期限は約3年間

JALとANAのマイルを比較する時に着目したいのが、「提携航空会社の数」です。ほとんどの航空会社は「アライアンス(連合)」という航空会社の組織に加入しており、世界的に有名なアライアンスには「スターアライアンス」「スカイチーム」「ワンワールド」の3つがあります。同じアライアンスに属する航空会社が「提携航空会社」であり、提携航空会社間ではマイルも相互利用できるというメリットがあります。JALは、15の航空会社(2026年9月現在)が加盟する「ワンワールド」の所属です。一方のANAは26の航空会社が加盟する世界最大の航空連合「スターアライアンス」の所属。提携航空会社が多いほどマイル加算のチャンスが増えるので、マイルを重要視する方はANAを利用するのもひとつの選択肢です。
マイルには有効期限があり、JAL、ANAともに約3年間です。厳密には「マイルを獲得した月から数えて36ヵ月後の月末」となります。

「クレジットカードを持っているだけでマイルの有効期限が無期限になる」というわけではありません。
ANAはダイヤモンドサービス会員期間中、JALはJAL Life Statusの上級ステータス(JGC Four Star以上)保有中など、それぞれ上級会員向けの特例として無期限化の制度が用意されています。また、学生専用の「JALカード navi」や20代限定の「JAL CLUB EST」、55歳以上限定の「JMB G.G WAONカード」のように、特定のカードで有効期限が60ヵ月に延長される仕組みもあります。

各社のクレジットカードがお得

JAL、ANAともにクレジットカードがあり、JALのクレジットカードは、カード会社のポイントではなくマイル自体が直接貯まります。ボーナスマイルが付与されるキャンペーンなどもあり、うまく活用すれば効率的にマイルを貯めることができるでしょう。
ANAのクレジットカードも、マイルが自動で積算される仕組みや特典が充実しており、何もしなくてもカードを所有しているだけでマイルが貯まっていきます。マイルの有効期限を延長・無期限化したい場合は、前述の通りダイヤモンドサービスなど上級会員資格の獲得が条件になる点に注意が必要です。

FAQ

FAQ
Q1. JALとANA、結局どっちがいいの?

路線網ならJALは地方空港、ANAは国内線シェアと就航路線の広さに強みがあります。特典やマイルの貯めやすさ、よく使う空港・提携カードで選ぶのがおすすめです。

Q2. ANAの新しい運賃「シンプル・スタンダード・フレックス」って何が違うの?

2026年5月19日から、従来の「ANAスーパーバリュー」等の個別割引運賃が廃止され、シンプル(最小限・価格重視)、スタンダード(変更・手荷物など基本機能つき)、フレックス(全機能フル対応)の3運賃に統合されました。

Q3. 2026年からANAの受託手荷物ルールはどう変わった?

サイズ上限が3辺合計158cm以内に縮小され、重量は普通席23kg・プレミアムクラス32kgに、個数も運賃種別によって1~3個に変わりました。

Q4. 機内に持ち込める手荷物の個数・重さは変わった?

2026年4月1日から主要航空会社で統一ルールが導入され、身の回り品1個+手荷物1個の合計2個、総重量10kg以内が目安になりました。

Q5. JALとANA、マイルが貯まりやすいのはどっち?

JALは「ワンワールド」(15社加盟/2026年9月現在)、ANAは「スターアライアンス」(26社加盟)に所属しており、利用機会の多い路線や提携カードによって貯めやすさが変わります。

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まとめ

まとめ

いかがでしたか?航空業界のリーディングカンパニーとして誰もが知るJALとANAですが、それぞれ経営方針も異なるだけに、その料金やサービス内容には違いがあることが分かっていただけたはずです。

旅行や出張などで行き先ははっきりしているものの、「JALとANA、どっちに乗ろうか?」と迷ってしまう場面もあるはず。今回の記事を、ぜひそんな時の参考にしていただければ幸いです。いろんな面で準備をしっかりと行い、空の旅を大いに楽しんでください!

参考・出典

※本記事は更新日時点の情報をもとに作成しています。内容は予告なく変更される場合がありますので、最新の情報は各公式サイトをご確認ください。

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