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ANAとJALの違いを詳しくご紹介!サービスや料金からマイルの比較まで

更新日:2022年5月30日

日本の航空会社と聞いて真っ先に思い浮かぶのが、ANA(全日本空輸)かJAL(日本航空)のどちらかではないでしょうか。しかし、名前はパッと頭に浮かんでも、普段あまり飛行機を利用しない場合、「両社の違いについてそこまで詳しく知らない」という方も多いと思います。
ここでは、会社のあらましやサービス、料金、マイルの比較など、ANAとJALの違いについてご紹介しましょう。

目次

2大航空会社ANAとJALとは?

ANAについて

太平洋戦争によって壊滅した日本の航空産業を再興させるべく、1952年に「日本ヘリコプター輸送株式会社」として設立されたのがANAです。
純民間の航空会社として立ち上がり、今ではシェア50%の国内線を軸とした強固な事業基盤を築き上げ、日本の企業としては唯一、旅客数で世界のトップ20にもランクインしています。2016年には、国内線・国際線ともに本邦No.1(売上高・座席キロ・旅客キロ・旅客数)となりました。
名実ともに日本一の航空会社へと成長を遂げた今も、さらなる顧客満足と新たな価値の創造に注力し、世界のリーディングエアライングループを目指し続けています。

JALについて

JALは、ANAよりも1年早く1951年に設立されました。同社の歩みを語るうえで避けて通れないのは、2010年の経営破綻です。1980年以降、JALは搭乗率が低い赤字路線にも大型便を飛ばし続け、費用の増加を招いた結果、事業環境や財務状況が悪化。ついには経営破綻に至りました。
2010年、稲盛和夫氏を会長に迎えた同社は経営方針の抜本的な見直しを実施。既存路線をコスト効率の良い小型機の運営に切り替えるなど様々な改革を行い、破綻からわずか2年で営業利益2000億円という驚異的な回復を実現させました。
現在では航空業界はもとより、日本を牽引する企業として確固たる地位を確立しています。

ANAとJALの違いを徹底解説!

路線の違い。「ANAのみ」「JALのみ」の空港も

国内のほとんどの主要空港で、ANA、JALのどちらも就航しています。ですが、稚内、紋別、帯広、能登、富山、鳥取、米子などはANAのみで、JAL系の路線がありません。
また、山形、松本、南紀白浜、出雲などはANA系の路線がないので、JALを利用する流れになります。ANA、JALともに自社便がない場合は、提携するエアラインの運航便でコードシェア(共同運航)するなどしてカバーしています。
例を挙げると、静岡空港にはJALが就航していないのですが、フジドリームエアラインと提携し、コードシェア便を就航することで路線網を確保しています。なお、ANA、JALのどちらか一方しか就航していない都市でも、「ANAが庄内空港、JALが山形空港」といった風に、それほど遠くない距離にお互いの空港が位置している場合があります。

国際線の路線網にもそれぞれの特徴あり

海外旅行や海外出張に行く場合、ANA、JALそれぞれの国際線の路線網についても軽く調べておくと便利です。
たとえば、ハワイ方面の場合はANAよりJAL系の方が路線や便が多く、東南アジア方面に関してはJAL系に比べてANAの方が路線が充実しています。

料金の違い

航空チケットを購入するとなった時、何はさておき気になるのがやはり料金ですよね。
ANAとJALでは料金にどのような違いがあるのか、羽田空港~伊丹空港間の料金を例に見てみましょう。

運賃の種類 JAL ANA
普通運賃 37,790 円 37,790 円
早期購入割1日前 26,790 円 26,790 円
早期購入割3日前 22,190 円 22,190 円
早期購入割21日前 22,090 円 21,690 円
早期購入割28日前 15,090 円 14,690 円
早期購入割45日前 13,690 円 13,290 円
早期購入割55日前 13,190 円 12,790 円
早期購入割75日前 12,790 円 12,390 円

ANA、JALともに「早割」という割引制度を導入しており早期に予約・購入することで航空チケットを安く手に入れられます。

予約の取り消しをする場合の注意点

ANAの場合、搭乗日の55日前までは取り消し手数料はかかりません。払い戻しにかかる手数料は、航空チケット1枚につき440円となっています。
JALは、航空チケット1枚につき440円の取り消し/払い戻し手数料に加えて、54日前から運賃の20%などの手数料が追加で発生する場合があります(購入方法によって異なる)。

機内持ち込み手荷物の違い

ANAの場合、普通席では荷物の総重量は「20㎏まで無料」で、プレミアムクラスの場合は荷物の総重量が「40㎏まで無料」となっています。一方、JALは普通席やクラスJでは荷物の総重量は「20㎏まで無料」とANAと同じですが、ファーストクラスでは荷物の総重量は「45㎏まで無料」と、ANAのプレミアムクラスよりも5㎏多いです。
ANA、JALともに無料で預けられる重量を超えてしまった場合は、超過料金を支払うことで最大100㎏まで荷物を預けることができます。また、サイズの制限は、ANAが「各辺が203㎝以内」、JALが「50㎝×60㎝×120㎝以内」となっています。

機内サービスの違い

ANA、JALでは、機内サービスとして無料で様々な飲み物(お茶、コーヒー、ミネラルウォーターなど)を提供しています。両社ともに普通席の場合は、無料での機内食の提供はありません。
ANAの場合は、「有料ドリンク・スナックサービス」を利用することが可能です。

・ANAの無料ドリンク

コーヒー、ANAオリジナルビーフコンソメスープ、アップルジュース、日本茶(温・冷)、ミネラルウォーター

・JALの無料ドリンク

JALオリジナルドリンク「スカイタイムももとぶどう」、コーヒー、コンソメスープ、アップルジュース、緑茶、コーラ、ミネラルウォーター
※ANA、JALともに、路線によって取り扱っていないドリンクもあります。

Wi-Fiの利用が可能

ANA、JALともに機内でWi-Fiを利用することができ、映画やドラマ、アニメ、バラエティ番組などの動画を視聴できます。ただしANAでは一部Wi-Fi対象外となる便があるため、確認が必要です。
一方のJALはどの便でもWi-Fiを利用でき、利用者が多い場合は一時的に速度が落ちることもありますが、便利で好評を博しています。

子供にはおもちゃを進呈

ANAもJALも、子供には飛行機模型などのおもちゃやグッズがプレゼントされ、形に残る旅の思い出として喜ばれています。
なお、CA(キャビンアテンダント)やグランドスタッフをはじめ乗客に対応するスタッフ陣は、ANA、JALともに人材育成に徹底して注力していることもあり、どんな場面でも世界最高レベルの手厚いサービスを提供してくれることは間違いありません。

ラウンジの違い

多種多様なサービスを提供するラウンジ

国内外の主要空港に設置され、乗客に様々なサービスを提供する待合室が「ラウンジ」です。搭乗前の利用が基本ですが、一部のラウンジは搭乗後にも利用できます。
空港のラウンジで提供されるサービスは、アルコール類を含む各種ドリンクや食事の提供、携帯充電器やパソコンの貸し出しなど様々で、各ラウンジによって内容が異なります。利用条件は、ファーストクラス、ビジネスクラスに搭乗する人や航空会社の上級会員、空港ラウンジサービスが付帯したクレジットカードの所有者であることです。なお、利用料を支払えば、誰でも利用できるラウンジもあります。
航空会社が運営するラウンジの多くは制限区域内や搭乗口の近くに設けられていることが多く、フライト前後の時間を有意義に使いたい人には打ってつけです。

ANAのラウンジ

通常は「ANAラウンジ」を利用することになりますが、那覇空港と羽田空港などでは「スイートラウンジ」も利用できます。また、羽田空港・新千歳空港・伊丹空港・福岡空港・那覇空港では「有料ラウンジサービス」(一人3,000円)を利用することで、「ANAラウンジ」を利用することができます。

専用ラウンジの設置空港は下記になります。

<スイートラウンジ設置空港>
那覇空港、羽田空港、伊丹空港、新千歳空港、福岡空港

<ANAラウンジ空港>
仙台空港、成田空港、小松空港、関西国際空港、岡山空港、広島空港、松山空港、鹿児島空港

JALのラウンジ

ファーストクラスに搭乗する方は、通常は「サクララウンジ」が利用できますが、新千歳空港、羽田空港、伊丹空港では「ダイヤモンドラウンジ」が利用できます。同ラウンジではソフトドリンクやアルコール類を無料で味わえ、Wi-Fiやシャワーの利用も可能です。

専用ラウンジの設置空港は下記になります。

<ダイヤモンドラウンジ設置空港>
新千歳空港、羽田空港、伊丹空港、福岡空港、那覇空港

<サクララウンジ設置空港>
仙台空港、成田空港、小松空港、関西国際空港、広島空港、岡山空港、松山空港、鹿児島空港

参考:ANAラウンジサービス
参考:JAL 国内線ラウンジサービス

マイル・カードの違い

マイルって何?

マイルとは、飛行機に乗った距離に応じて貯まっていく航空会社のポイント。同様の言葉に「マイレージ」や「マイレージプログラム」があり、これらはポイントプログラムそのものを指しています。
貯めたマイルは航空チケットと交換したり、座席をアップグレードしたり、商品への交換や買い物の支払いなど、いろいろな使い道があります。

ANAJALともにマイルの有効期限は約3年間

ANAとJALのマイルを比較する時に着目したいのが、「提携航空会社の数」です。ほとんどの航空会社は「アライアンス(連合)」という航空会社の組織に加入しており、世界的に有名なアライアンスには「スターアライアンス」「スカイチーム」「ワンワールド」の3つがあります。同じアライアンスに属する航空会社が「提携航空会社」であり、提携航空会社間ではマイルも相互利用できるというメリットがあります。ANAは26の航空会社が加盟する世界最大の航空連合「スターアライアンス」の所属です。一方のJALは、14の航空会社が加盟する「ワンワールド」の所属。提携航空会社が多いほどマイル加算のチャンスが増えるので、マイルを重要視する方はANAを利用するのがおすすめです。ちなみにマイルには有効期限があり、ANA、JALともに約3年間です。厳密には「マイルを獲得した月から数えて36ヵ月後の月末」となります。

各社のクレジットカードがお得

ANA、JALともにクレジットカードがあり、ANAのクレジットカードでマイルをためると、マイルの有効期限を実質的に無期限にすることが可能です。また特典が充実しており、何もしなくてもカードを所有しているだけでマイルが貯まっていきます。
JALのクレジットカードは、カード会社のポイントではなくマイル自体が直接貯まります。ボーナスマイルが付与されるキャンペーンなどもあり、うまく活用すれば効率的にマイルを貯めることができるでしょう。

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まとめ

いかがでしたか?航空業界のリーディングカンパニーとして誰もが知るANAとJALですが、それぞれ経営方針も異なるだけに、その料金やサービス内容には違いがあることが分かっていただけたはずです。
旅行や出張などで行き先ははっきりしているものの、「ANAとJAL、どっちに乗ろうか?」と迷ってしまう場面もあるはず。今回の記事を、ぜひそんな時の参考にしていただければ幸いです。いろんな面で準備をしっかりと行い、空の旅を大いに楽しんでください!