飛行機の座席はどこがいい?ビジネス・子連れ・カップル別おすすめ座席とアップグレード料金まとめ

更新日:2026年9月25日 公開日:2022年8月2日

飛行機の座席はどこがいい?ビジネス・子連れ・カップル別おすすめ座席とアップグレード料金まとめ

【結論】飛行機の座席は、窓側は景色や壁への寄りかかりやすさ、通路側は移動のしやすさが決め手になります。ビジネスパーソンには前方かつ通路側、子連れには窓際に子どもを座らせるのがおすすめです。ANA・JALのアップグレード料金は路線によって異なり、LCCは運賃タイプによって座席指定の有料・無料が変わるので、予約時にあわせて確認しておくと安心です。

飛行機のチケットを予約する際、「座席はどのあたりにしよう?」と迷う方も多いのではないでしょうか。ここでは、窓際、通路側、前方、後方など、それぞれの座席位置のメリット・デメリットや座席を決める際のポイントなどをご紹介します。

目次

飛行機の座席の種類と特徴(窓側・通路側・前方・後方・非常口)

飛行機の座席の種類と特徴(窓側・通路側・前方・後方・非常口)

窓側の座席

窓側の座席最大の魅力は、窓外に広がる非日常の景色を眺められることでしょう。また、壁に寄りかかることができ、隣の人がトイレに行く時に席を立つ必要もありません。デメリットとしては、自分がトイレに行く時には、隣の人に声をかけなければいけないことや、頭上に収納した荷物が出し入れしにくいこと、また少々狭いことが挙げられます。

通路側の座席

通路側の座席のメリットは、トイレに行きたくなればすぐに席を立てること、頭上の荷物を取り出しやすいことが挙げられます。何かあればCAさんにすぐに声をかけることができ、通路側にスペースがあるので圧迫感を感じにくいです。デメリットとしては、景色が見られないことや、隣の人がトイレなどで席を立つときに、自分も動く必要があることでしょう。

前方の座席

前方の座席は出入口に近く、乗り降りがスムーズにできるというメリットがあります。また、飛行機のエンジンは後方部にあるため、比較的静かで揺れがあまりないのも特筆すべき点でしょう。ただし、前方の座席はJALの「クラスJ」や「ファーストクラス」、ANAの「プレミアムクラス」など座席クラスが上のため、普通席より料金は高くなります。

後方の座席

後方の座席は、繁忙期を除けば比較的空いていることも多く、大家族やグループなど、まとまった人数でも座席が確保しやすいのがメリット。デメリットとしては、エンジンに近いので、前方にくらべると多少エンジン音が気になるかもしれません。また、飛行機の出口は前方にあるので、乗り降りに時間がかかるのもある程度は想定しておく必要があります。

トイレ近くや非常口近くなどの特殊な場所にある座席

トイレの回数が多い頻尿の方や、機内で多くの飲食をするなど頻繁にトイレに行く可能性がある方は、トイレとギャレー(CAさんが食べ物・飲み物の準備をするスペース)の近くの座席を選ぶのがおすすめです。トイレの近くであれば、座席に座ったままでトイレの使用状況が分かるので、誰も待っていないタイミングを見計らってスムーズにトイレを使用できます。また、ギャレー付近の座席は、飲み物のおかわりなどを頼みやすいというメリットがあります。

非常口前の座席は非常時用の装備があるので、足元のスペースにゆとりがあります。足を伸ばしてリラックスでき、前方に座席がない場合が多いので、前の乗客のリクライニングで窮屈さを感じることもありません。また、窓側であってもトイレに行きやすいというメリットもあります。ですが万が一非常口を使用するような緊急事態が発生した際には、脱出のための協力をお願いされる可能性があります。そのため、15歳未満の方やお子さん連れの方は、非常口前の座席の予約が基本的にできません。

【目的別】おすすめの座席はここ!

【目的別】おすすめの座席はここ!

ビジネスパーソンにおすすめの座席

何かと忙しいビジネスパーソンは、機内でもノートパソコンを開いて仕事をするなど「1分、1秒も無駄にしたくない!」と考える方が多いことでしょう。そんなビジネスパーソンにおすすめなのは、前方でなおかつ通路側の座席です。この位置の座席ならトイレにもスムーズに行けますし、飛行機が着陸してからもさっと荷物を取って降りることができます。

カップル・夫婦におすすめの座席

座席はチェックイン時に決まりますが、基本的に先着順なので、対応が遅れれば遅れるほど選択の余地が少なくなり、カップルや夫婦なのに離ればなれ...といった残念な結果になりかねません。そんなことにならないためにも、早め早めの対応を心がけましょう。落ち着いて静かに過ごしたい場合は前方~中ほど、よく話すという二人であれば後方がおすすめです。

子連れの場合のおすすめの座席

チャイルドシートが必要な赤ちゃんや幼児と飛行機に乗る場合、親が通路側、赤ちゃんは窓側もしくは中央の座席を選ぶのがおすすめです。通路側は何かあった場合にCAさんを呼びやすく、トイレへも向かいやすいからです。チャイルドシートがなくても大丈夫な子どもの場合、子どもが窓側、親が通路側としておけば、窓から景色を見られるので子どもが退屈せずに済みます。また、窓際は壁にもたれられるので疲れにくいという利点もあります。窓側の座席がない列の場合は、子どもを通路側、親がその隣に座れる座席を選ぶようにしましょう。通路側はある程度スペースを広く使えるので、子どもが疲れにくいからです。

マニアにおすすめの座席

万人受けするかどうかは分かりませんが、マニアの方に人気が高い座席をいくつか紹介しましょう。

翼上の座席

すっきりとした景色は楽しめませんが、翼の動きを間近で確認できるのがポイント。メカニカルな構造や生き物のようにしなやかに動く翼もつぶさに観察でき、メインギア収納時に感じられる振動もマニアにはたまりません。

エンジン・プロペラ前の座席

パワフルに回るエンジン・プロペラを目の当たりにでき、独特の音色を楽しむことができます。景色もエンジンの排気によって邪魔されないので空気の揺らぎがほぼなく、鮮明な画像が撮影できます。

リアエンジン機・エンジン前の座席

国内ではCRJシリーズなど、リアエンジン機に乗る際に、マニアの方におすすめしたいのがエンジン前の座席です。巨大なエンジンの力強さをわずか距離1mで体感できる特等席であり、頭の真横で響く音色は「虜になってしまう!」と絶賛するマニアもいるとか。

ギアが見える座席

ORCのATR42、ANAのQ400、RACのQ400CCなど、高翼機ではギアの動作状況を見ることができます。回転の様子はもちろん、格納・展開時のメカニカルな動作はぜひチェックしたいところです。なお、ATR42には「ATR42-600」という機体最前列右側(1C・1D席)が非常口に面して後ろ向きになっている珍しい座席配置のものもあります。また、ANAのQ400に関しては2026年度以降に順次退役とする発表がされており、後継機の発表が待たれています。

一人掛けの座席

リージョナルジェットやプロペラ機など、ごく一部の航空機には一人掛けの座席もあります。いわずもがな非常にプライベート感が高く、通路にもすぐにアクセスできるので、一人旅の時などはおすすめです。

ANA・JALのアップグレード料金は?サービス内容とクラスアップの方法

ANA・JALのアップグレード料金は?サービス内容とクラスアップの方法

ANAやJALには、エコノミークラス席だけでなくワンランク上のクラスがあるのをご存じですか?

ANAの「ファーストクラス(プレミアムクラス)」

ANAのファーストクラス(プレミアムクラス)は、ゆとりのある専用シートと機内食・ドリンクサービスが魅力の上級クラスです。

  • 座席・サービス:出発時間帯に合わせた機内食や軽食、ドリンク(アルコール類も無料)が提供されます。
  • マイル積算率:通常の100~150%(運賃種別により異なります)。
  • 料金:2026年5月19日搭乗分より、これまでの「事前購入/当日」の2階建て料金が路線ごとの定額に統一されました。

ANAは東京発着の路線であれば、以下の料金でアップグレードが可能です。

東京発着の路線追加料金(2026年5月19日以降)
大館能代・秋田・庄内・富山・能登・小松・八丈島6,000円
稚内・紋別・中標津・釧路・函館・名古屋・鳥取・米子・石見・岡山・山口宇部・高松・徳島・高知8,000円
大阪・広島・岩国・松山・大分・長崎・熊本・宮崎・鹿児島11,000円
札幌・福岡・佐賀・宮古15,000円
那覇・石垣18,000円

※上記は代表的な区間の例です。区間によって金額が異なるため、その他の区間は予約時にANA公式サイトでご確認ください。

クラスアップ(アップグレード)の方法は、大きく3つあります。

  • 予約時にプレミアム運賃で購入する

    チケット予約の段階で、最初からプレミアムクラスの運賃を選ぶ方法です。

  • 事前アップグレード

    予約済みのエコノミー運賃から、出発24時間前~20分前までWebサイトでアップグレード手続きができます(クレジットカード・マイル・アップグレードポイントで決済可能)。

  • 当日アップグレード

    空席があれば、搭乗日当日に空港カウンターでもアップグレードできます。

JALの「クラスJ」「ファーストクラス」

クラスJは普通席よりゆったりとした座席が魅力の中間クラスです。

  • 座席:シートピッチが普通席(約79cm)より広く設計されています。
  • サービス:ドリンクサービスは普通席と同様。マイル積算率が10%加算されます。
  • 料金:2022年4月の改定以降、全路線一律ではなく距離に応じた3段階制になっています。

ファーストクラスは、JAL国内線最上級のシートで、食事やラウンジなど上質なサービスが受けられます。

  • 座席:シートピッチにゆとりがあり、リクライニングも深めです。
  • サービス:出発時間帯に応じた機内食(朝食・昼食・夕食)に加え、日本酒やスパークリングワインなどのアルコール類も提供されます。空港では専用ラウンジや優先搭乗も利用できます。
  • 料金:距離に応じて金額が変わり、2026年4月1日の改定後は以下の通りです(普通席からの当日アップグレードの場合)。

JALは東京発着の路線であれば、以下の料金でアップグレードが可能です。

東京発着の路線普通席からクラスJ普通席からファーストクラスクラスJからファーストクラス
山形・名古屋・小松1,100円--
女満別・旭川・釧路・帯広・函館・青森・三沢・秋田・南紀白浜・岡山・出雲・山口宇部・徳島・高松・高知・松山・北九州・大分・長崎・熊本・宮崎・奄美大島2,200円--
大阪・広島・鹿児島2,200円13,200円11,000円
札幌・福岡2,200円15,400円13,200円
沖縄(那覇)・久米島・宮古・石垣3,300円18,700円※15,400円※

※東京-久米島間の路線ではファーストクラスへのアップグレードは利用できません。

クラスアップの方法は、大きく2通りです。

  • 予約時にクラスJ/ファーストクラス運賃で購入する

    チケット予約時に、最初からそのクラスの運賃を選ぶ方法です。

  • 当日アップグレード

    空席がある場合、出発3時間前~20分前までWebサイト・JALアプリ・空港のQuiCナビから申し込めます。(クレジットカード決済のみ)

※当日アップグレードは2025年12月18日搭乗分から、JALマイレージバンク会員が対象となっています。

LCC(Peach・ジェットスターなど)の座席はどう選ぶ?

LCCの座席はどう選ぶ?

ANA・JALと異なり、LCC各社は運賃タイプによって座席指定が無料か有料か、選べる座席の種類が変わるのが特徴です。ここでは主要3社の傾向を紹介します。

※座席指定料金は路線・時期によって変動するほか、Peach・ジェットスターは予約画面でのみ金額が表示される仕組みのため、具体的な金額は各社公式サイトで最新のものをご確認ください。

Peach(ピーチ)

Peachは運賃タイプが3種類あり、タイプによって座席指定の範囲が異なります。

運賃タイプ通常の座席指定前方の「ファストシート」
ミニマム有料利用不可
スタンダード無料利用不可
スタンダードプラス無料有料で選択可

最安運賃の「ミニマム」を選ぶと、座席指定にも別途料金がかかる点に注意が必要です。

ジェットスター

ジェットスターの座席は3タイプに分かれています。

  • スタンダードシート:機内の標準的な座席
  • アップフロント・シート:前方の座席
  • エクストラ・レッグルーム・シート:足元スペースが広い座席

座席指定が運賃タイプ(Starterなど)にあらかじめ含まれているかどうかは運賃タイプごとに異なり、含まれていない場合は追加料金が発生します。

SPRING JAPAN(旧・春秋航空日本)

SPRING JAPANは座席ごとに指定料金が明確に決まっているのが特徴です。(2026年12月20日搭乗分までの料金)

座席タイプ座席位置公式サイト・コールセンター空港カウンター
コンフォートシート1列目(最も足元が広い)1,200円1,500円
レッグシート2~3列目900円1,200円
非常口座席16~17列目900円1,200円
スタンダードシート5~15列目、18~33列目500円800円

※2026年12月21日以降は、通常期・繁忙期で料金が変動する新体系に切り替わる予定です。

LCCは総じて座席指定が有料になりやすいため、通路側・窓側など希望がある場合は予約時に運賃タイプと座席指定の料金をあわせて確認するのがおすすめです。

FAQ

FAQ
Q1. 飛行機の座席はいつまでに指定すればいい?

運賃の種類によって異なりますが、予約時から搭乗手続き開始前まで指定できるのが一般的です。窓側・通路側や非常口席など人気の座席は早めに埋まりやすいため、予約直後の指定がおすすめです。

Q2. 非常口席は誰でも座れる?

座れません。ANA・JALいずれも満15歳以上で、日本語または英語で乗務員の指示を理解でき、緊急時に援助業務を行える方に限られます。付き添いが必要な方やお子様連れの方は利用できません。

Q3. ANA・JALの当日アップグレードはいつまで申し込める?

ANAは当日に空港カウンターで、JALは出発3時間前~20分前までWebサイト・JALアプリ・空港のQuiCナビから申し込めます(空席がある場合に限ります)。ANAは、出発24時間前~20分前までWebサイトで事前アップグレード手続きをすることも可能です。

Q4. LCCの座席指定は無料の場合もある?

会社や運賃タイプによって異なります。Peachは「スタンダード」以上の運賃タイプなら通常の座席指定が無料、SPRING JAPANは座席タイプごとに500円~1,200円程度の指定料がかかるなど、仕組みが各社で異なるため予約時の確認がおすすめです。

Q5. 子連れの場合、窓側と通路側どちらがいい?

小さなお子様には壁にもたれられる窓側が疲れにくくおすすめです。保護者は通路側に座ると、機内での移動や声かけがしやすくなります。

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まとめ

まとめ

いかがでしたか?飛行機の内部は長細くウナギの寝床のようになっているので、窓側、通路側、前方、後方の座席でそれぞれ特徴やメリット、デメリットがあることが分かっていただけたはずです。次回、飛行機の座席を決める際にはこの記事をぜひ参考にして、空の旅を大いに満喫してください。

参考・出典

※本記事は更新日時点の情報をもとに作成しています。内容は予告なく変更される場合がありますので、最新の情報は各公式サイトをご確認ください。

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