フライト直前に航空券を安く購入する方法3選と直前割利用方法について詳しく解説

更新日:2022年9月30日

フライト直前に航空券を安く購入する方法3選と直前割利用方法について詳しく解説

「飛行機は安くない乗り物」と頭では分かっていても、やっぱり安く乗れるならそれに越したことはありませんよね?ここでは、「できるだけ安く航空券を手に入れたい」と考えている方におすすめの購入方法や「直前割」の利用方法について紹介します。

フライト直前に航空券を安く購入する方法3選

フライト直前に航空券を安く購入する方法3選

1人ずつ空席検索する

2名以上で飛行機に乗る場合でも、まずは1人分の航空券を探してみるようにしましょう。なぜならばフライト直前というタイミングでは、まとまった空席が残っていない可能性が高いからです。1人分の気に入った座席が見つかったら、次は同じ便で別の空席を探してみましょう。座席は離ればなれになってしまいますが、とにかく安さを最優先したい方にはおすすめです。

LCCを利用する

機内食など、付帯的なサービスを有料化したり廃止したりすることでコストを抑え、格安の運賃を実現しているのがLCC(格安航空会社)です。現在では多くのLCCが日本国内に乗り入れており、路線網も拡大。コスパの良さから利用者も増え続けています。ただし、LCCは「預け荷物が基本的に有料」「遅延が多い」「早朝や深夜の出発・到着がある」など注意したいポイントも多く、事前にきちんと調べておく必要があります。

直前割を利用する

「直前割」とはその名の通り、フライト直前で割引が適用されるお得な航空券のこと。飛行機の割引といえば、フライト75日前までに予約すれば70%程度割引される「早割」が有名ですが、早割は2ヵ月以上前とかなり早いタイミングで予約しないと適用されません。一方、直前割はというと、フライト1週間前から、そして前日でも30%程度の割引が適用されます。直前に旅行の予定が決まった時などは、狙ってみることをおすすめします。

直前割のある航空会社と運賃

直前割のある航空会社と運賃

ANAの航空券直前割

ANAの直前割プランは「ANA VALUE」。フライト予定日の1日前、3日前、7日前の予約時に適用されます。また、ANAには12歳~25歳以下対象の割引プラン「スマートU25」、65歳以上対象の割引プラン「スマートシニア空割」があり、この2つの割引プランはANA VALUEよりも割引額が大きいです。ですが、当日購入限定の割引航空券となるため、搭乗当日の0時からANA公式サイトで予約をすることが可能で、希望の便に空席がある場合に限り利用できます。また、ANAマイレージクラブ会員であることも条件の一つです。

JALの航空券直前割

JALの直前割プランは「特便割引」であり、フライト予定日の1日前、3日前、7日前、21日前の予約で割引対象となります。そしてJALにも12歳~25歳以下対象の割引プラン「スカイメイト」、65歳以上対象の割引プラン「当日シニア割」があります。この2つの割引プランに関しては予約できるのは当日のみであり、事前に予約することはできません。価格はとてもお得になりますが、予約ができるのは、当日にJALのWebサイトで空席が確認できた場合か、空港の電光掲示板で空席の確認ができた場合に限られる、というのがネックとなります。

AIR DOの航空券直前割

AIR DOの直前割プランは「DOバリュー」といい、フライト予定日の1日前、3日前の予約時に割引対象となります。なお、21日前に予約できれば「AIR DOスペシャル21」という早割が利用可能です(他にも28、45、55、75日前があり)。AIR DO含め、これから紹介する航空会社(スカイマーク、スターフライヤー、ソラシドエア、FDA)はいわゆるMCC(ミドルコストキャリア)に属しており、ANA、JALなどの大手航空会社より安く運賃が設定されています。また、AIR DOにも12歳~25歳以下が対象の割引プラン「DOユース25」と、65歳以上が対象の割引プラン「DOシニア65」があります。この2つのプランは非常にお得な運賃プランなのですが、予約ができるのはフライト当日の0時~となっています。数日前の予約が不可能なプランなので、日にちが変わるタイミングを見計らって空席の確認をしてみましょう。

スカイマークの航空券直前割

スカイマークには「たす得(前日予約)」、「いま得(3日前予約)」の2種類の直前割プランがあります。早めの予約で割引対象となる運賃プランは、この2つのみです。また、通常、割引が適用されている航空券は予約変更できないものが多いのですが、スカイマークの「たす得」に関しては「たす得」に空席がある便に予約の変更も可能な直前割プランとなっています。また、スカイマークには60歳以上対象の割引プラン「シニアメイト1」があります。先に紹介したANA、JAL、AIR DOとは、割引の対象となる年齢が異なる点に注意が必要です。なお「シニアメイト1」は、フライト日の前日の7時から予約が可能です。

スターフライヤーの航空券直前割

スターフライヤーの直前割プランは「STARシリーズ」で、フライト予定日の1日前、3日前、7日前の予約で割引が適用されます。割引額は日によって異なりますが、フライト前日の予約でも、普通運賃よりもお得な価格で購入できます。また、スターフライヤーにも12歳~25歳以下対象の割引プラン「スターユース」と、65歳以上対象の割引プラン「スターシニア」があります。便によっては、スターユース、スターシニアの利用で普通運賃よりも2万円以上安くなることがあり、かなりお得な割引プランといえます。スターユース、スターシニアともネット予約が可能で、航空券は発売開始日~フライト当日まで購入可能です。なお、スターフライヤーはMCCの中でも高級感ある機材を使用していることで人気があります。

ソラシドエアの航空券直前割

ソラシドエアの直前割プランは「特売りシリーズ」といい、予約期限はフライト予定日の1日前、3日前、7日前となっています。時期にもよりますが、前日に予約するだけでも、1万円近く安く購入することが可能です。なお、特売りシリーズ以外にも、ソラシドエアには「カケコミweb割」という割引プランがあり、こちらはフライト予定日の7日前~前日までの予約が割引対象となっています。特売りシリーズとの違いですが、カケコミweb割は公式サイトからの予約に限って割引が適用され、対象便は搭乗日の7日前に発表となります。ただ、このカケコミweb割は、特売りシリーズの1日前よりも割引額が大きい場合があり、予約や決済方法の制限が問題ない場合には活用してみると良いでしょう。

FDA(フジドリームエアラインズ)の航空券直前割

FDA(フジドリームエアラインズ)の直前割は「ドリーム割」で、フライト前日~7日前までの予約で割引が適用されます。なお、7日以上前に予約できる場合には、「ひょいとe割」という割引プランも利用できます。ドリーム割とひょいとe割の運賃に大きな差はなく、どちらも通常運賃の半額近い料金となります。また、可能であれば「タイムセール価格」で購入するのもおすすめです。

直前割を利用する際の注意点

直前割を利用する際の注意点

キャンセル料に注意

直前割を利用する際に気をつけなければいけないのが、キャンセル料です。普通運賃のプランであればキャンセルにお金がかからないケースが多いですが、直前割を利用した場合、キャンセルをするにはキャンセル料を支払う必要があります。このキャンセル料は、フライト前に手続きを済ませることで少しは安くすることができます。しかし飛行機が飛び立ってしまってからの手続きで「チケット料金の100%がキャンセル料」となっている場合、運賃の払い戻しはできません。たとえばANAは飛行機出発後の場合、運賃の100%がキャンセル料となっているので、取り消し手続きは早いに越したことはありません。

払い戻し手数料に注意

払い戻しに関しても注意すべき点があり、払い戻しの手続きをする際には、キャンセル料とは別に手数料が発生します。そして、払い戻しは各航空会社で決められている期間内に行わなければなりません。払い戻しの受付期間を過ぎた場合は、どんな理由があったにせよ手続きができなくなるので注意が必要です。

直前割のないLCCで安く前日予約するポイント

直前割のないLCCで安く前日予約するポイント

ピーチやジェットスターといったLCC(格安航空会社)には基本的に直前割プランがありませんが、普通運賃がそもそも安いので、お得に旅行をしたい方にはおすすめです。ですがLCCを安く利用したい場合、気をつけたいポイントがあります。

手数料に気をつけよう

LCCでは、大手航空会社やMCCとは違って手数料を求められるケースがあります。ジェットスターを例に手数料システムを見ていきましょう。

■新規予約手数料

新規予約手数料は、航空券を予約する時にかかる料金。ジェットスターの場合、WEB予約なら0円(お金はかからない)のですが、電話または空港で予約すると3000円の手数料がかかります。

■座席指定手数料

座席指定にかかる手数料は予約プランによって異なってきます。ジェットスターの場合は、スタンダードシートであっても希望の座席を選ぶことが可能です(選択できない場合あり)。また、運賃タイプによっては追加料金が必要となります。

他にも、手荷物を預ける際の手荷物手数料や支払手数料などがあります。結論としては、LCCは“WEBで予約して、座席にこだわりがなく、預ける荷物がない”方だと、より安い料金で利用できるでしょう。

LCCは空席数で運賃が決定する

LCCの運賃は非常に安くなっていますが、同じ区間であっても運賃が4000円であったり、8000円であったりと、その時々でバラつきがかなりあります。これは、LCCの運賃には空席数が大きく関わっているためで、運賃が高い=乗客が多い、ということ。ですのでフライト予定日まで数日しかなく、すでに予約がほとんど埋まって空席数が少ない、という場合は、運賃が高くなると考えましょう。また、予約するのがGW、お盆、年末年始といった繁忙期や金曜日、土曜日ともなるとさらに上がってしまう可能性が高いです。LCCだからといって常に安いというわけではなく、状況によってはスカイマークなど別の航空会社に目を向けたほうがグンとお得になるケースもあります。

まとめ

まとめ

いかがでしたか?直前割をうまく使うと通常運賃よりかなり安く航空券を購入できますが、ちょっとしたコツや手間が必要で、また注意点もあることが分かっていただけたかと思います。ぜひ参考にして、お目当ての航空券をお得に手に入れてくださいね。

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