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関西国際空港(大阪)

1994年に開港した関西国際空港は西日本を代表する国際的な玄関と位置付けられています。国内有数の完全24時間運用可能な国際拠点空港であり、航空旅客数は年間2,800万人にものぼります。大阪国際空港、神戸空港とともに関西三空港の一つとして数えられており、関西三空港の中では唯一、定期国際線が就航しています。また、一切陸地等のない海域を埋立てて造られた完全人口島である空港としては、関西国際空港が世界初であることでも有名です。通称や呼称には「関西国際」「関空」がありますが、世界共通の空港コードKIXから「キックス」と呼ばれることもあります。

伊丹空港（大阪）

大阪国際空港は、通称大阪空港あるいは伊丹空港でも知られる、大阪府豊中市、同府池田市、兵庫県伊丹市の2府県3市にまたがる空港です。
かつては名実ともに国際空港でしたが、全ての国際線が1994年に関西国際空港に移管され、現在は日本の国内線の拠点空港（基幹空港）として運用されています。近隣の関西国際空港、神戸空港とともに、日本の京阪神にある三つの主要な空港である関西三空港のひとつです。
2008年の空港法改正で、国際航空輸送網又は国内航空輸送網の拠点となる空港法上の「拠点空港」に位置づけられ、航空法上の混雑空港に指定されています。
滑走路はクロスパラレルで、1,828 mのA滑走路と3,000 mのB滑走路が整備されています。周辺市街地の環境対策の為、制約が厳しく、運用時間は7時から21時まで、1日の発着回数は370回（ジェット機200回、低騒音機170回）までに制限されており、周辺には緩衝緑地などが設けられています。
2008年1月にフォーブス電子版が発表した世界の空港の効率性に関する番付で、「定刻通りに出発できる効率的な空港」第1位に加えて、1日200回以上の発着回数規模の空港を対象としたFlightsStats社の定刻運航賞を受賞しています。アジアの主要空港における出発実績賞を2010年に、アジアの地域空港における出発実績賞を2011年にそれぞれ連続受賞し、両年ともに、定刻運航賞のすべての部門の受賞空港のなかで、最も優秀な定刻出発率となっています。
正式名称は「大阪国際空港」で、国際線移転後も「国際空港」の名称を据え置くよう地元自治体などが希望したためとされています。単に「伊丹」でも多くの人に通用し、券面には大阪伊丹と書かれる事もあります。

市街地から関西国際空港(大阪)へのアクセス

関西だけでなく、日本の玄関口のひとつにも挙げられる国際空港「関空」へは電車・バス・高速船などさまざまなアクセス手段が用意されています。
電車の利用は、空港第1ターミナル2階にある関西空港駅から。JRと南海電鉄が乗り入れ、大阪駅や新大阪駅、なんば駅、京都駅等の主要な駅にアクセスすることが可能となっています。
バスのりば、そしてタクシーのりばは、第1ターミナル・第2ターミナルとも1階にあります。バスは大阪や梅田、和歌山、京都といった関西はもちろんのこと、岡山や四国方面への便もあります。またリムジンバスも運行していることで、伊丹空港やユニバーサルスタジオ・ジャパンへのアクセスも可能です。タクシーは大阪市内への定額運賃タクシーや、乗り合いのジャンボタクシーも用意しています。さらに海上空港であることを活かして「関空」から専用シャトルバスに乗ってもらうことで、高速船の利用もできるようになっています。

市街地から伊丹空港（大阪）へのアクセス

大阪国際空港（伊丹空港）へは直通するモノレールがあり、利便性の高い拠点空港です。大阪モノレール⇔大阪空港駅間は、ターミナル2階で直結しており、大阪市内だけでなく、JR・私鉄に乗り換えて関西の主要都市へ連絡しています。
主な駅までは、蛍池駅で乗り換え阪急梅田駅へ約29分、神戸三宮駅へ約57分、JR京都駅へ約71分です。新幹線利用は新大阪駅が所要時間は約25分と最も近いですが、乗換駅が千里中央駅になるので注意が必要です。
バスの場合は、空港リムジンバス・近距離路線バスのほか、長距離バスの利用も可能です。大阪市中心部以外へ行く場合も、バスの直行便が利用できるので、乗り継ぎが不安な時にもおすすめです。

伊丹空港のアクセスは？バスと電車を比較！2022年11月16日

松山空港(愛媛)

松山空港は、愛媛県松山市にある、空港法に基づく国管理空港で、国土交通大臣が設置管理しており、松山市中心部の西約6キロメートルの伊予灘に面した海岸線に位置します。中国・四国地方の空港では旅客数は最多、2017年の年間利用者数は着陸回数、利用者数ともに、日本の空港の中で第15位となっています。
2,500メートルの滑走路1本のほか、旅客ターミナルビル、エプロン、管制施設などを有しており、航空機の優先進入路は海側に設定され、半径10キロメートルの航空交通管制圏は、大阪航空局松山空港事務所が管制を行っていますが、その上空の高度約4,500メートルまでの空域にはアメリカ海兵隊岩国基地が管理する岩国進入管制区が設けられており、国内の空港では共用空港を除いて唯一、米軍が航空機の進入管制を行います。
元は日本海軍が設営した松山海軍航空基地（通称、吉田浜飛行場）が前身で、太平洋戦争中には9つの航空隊および基地部隊として内海空本隊が展開したほか、基地の北側に隣接して予科練教育航空隊である松山海軍航空隊が置かれていました。

松山空港(愛媛)から市街地へのアクセス

松山空港（MYJ）から松山市内への主な交通手段は、バス、タクシー、レンタカーです。バスを利用する場合、JR松山駅、松山市駅、道後温泉駅前など、市内主要エリアまで約15〜40分でアクセスできます。タクシーの場合、JR松山駅まで約15分、料金は約2,000円です。レンタカーを利用する場合は、空港1階到着ロビー内に複数のレンタカー会社のカウンターがあります。

愛媛県は四国地方の北西部に位置し、穏やかな瀬戸内海と、雄大な石鎚山をはじめとする山々に囲まれた自然豊かな県です。県庁所在地は松山市で、人口は約50万人と、四国で人口が一番多い都市として知られています。

観光地としては、日本最古の温泉とされる松山市の「道後温泉」や日本の「現存12天守」として美しい天守が残る「松山城」をはじめ、今治市の「しまなみ海道」、東温市の「滑川渓谷」、伊方市の「佐田岬」、猫の島として知られる「青島」など、魅力的なスポットが数多く点在します。

愛媛県では「宇和島鯛めし」や「もぶり飯（松山鮓）」などの郷土料理が知られており、グルメ観光も人気です。また、温泉も豊富で道後温泉をはじめ、西条市の「湯之谷温泉」や今治市の「鈍川温泉」、東温市の「見奈良天然温泉」、北宇和郡の「高月温泉」など、県内各所に多くの名湯があります。

伝統行事では、四国三大祭りとして知られる「新居浜太鼓祭り」（新居浜市）が毎年10月に開催され、多くの観光客を魅了しているほか、日本一ともいわれる約150台の屋台が奉納される「西条祭り」（西条市）も有名です。

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